ノアの下取り相場と値引き交渉のポイント
ノアの新車値引情報
2014年1月の発売以来順調な売り上げで、クラストップの座を占めるだけに、値引きは少なめだ。ハイブリッドに限られたことかと思いきや、価格の低いガソリン車の方が受注が多いらしく、ハイブリッドとガソリンは同じくらいの値引きレベルだ。ライバル車との競合も必要。「ステップワゴン」「セレナ」は新型「ノア」の登場で販売が激減しており、値引きが拡大しているので、どちらも魅力的な条件が提示されるはずだ。そして、交渉の最後にはネッツ店で販売する姉妹車「ヴォクシー」も考慮してみたい。新型になっても「ヴォクシー」の人気が高く、「ノア」は販売するカローラ店としては負けたくない最大のライバルだけに、僅かであるかも知れないが、上乗せが期待できる。
値引き目標 18~20万円
前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
新車販売では「ステップワゴン」や「セレナ」に押されていたとはいえ、このクラストップのミニバンとして作り上げてきた実績は伊達ではなく、どんな人にも受け入れやすいオールマイティな車格が人気を維持している。下取り相場も安定しているが、球数が多く少々ダブリぎみだ。限定車や4WDなど、標準車に対して明確な差別化がある車種が有利な下取り条件になるはず。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 新車価格(万円) | 駆動方式 | 下取り参考価格 |
---|---|---|---|---|
X | 2013 | 198.0 | 2WD | 127.0 |
2010 | 198.0 | 2WD | 90.0 | |
2007 | 194.0 | 2WD | 64.0 | |
G | 2013 | 257.1 | 2WD | 157.0 |
2010 | 257.1 | 2WD | 116.0 | |
2007 | 248.0 | 86.0 | ||
G | 2013 | 276.1 | 4WD | 187.0 |
2010 | 276.1 | 4WD | 129.0 | |
2007 | 269.0 | 4WD | 92.0 |
ノアの特徴とモデルの推移
3列シートと両側Vスライドドアを持つ5ナンバーサイズのミニバンとして、常にライバルをリードしてきた「ノア」。2014年1月にフルモデルチェンジされ現行モデルで3代目になるカローラ店専売車種、姉妹車にネッツ店扱いの「ヴォクシー」がある。
現行モデルのパワーユニットには、1.8Lアトキンソンサイクルエンジン2ZR-FXE型にモーターを組み合わせたリダクション機構付THS IIを採用したハイブリッド車を新設定。クラス初の本格ハイブリッドシステム(リダクション機構付のTHS IIの搭載により、このクラスでは圧倒的な低燃費(JC08モード走行燃費23.8km/Lを達成、ガソリン車は先代に引き続き3ZR-FAE型を搭載、一部グレードを除く全車にアイドリングストップシステムを搭載した。ミッションはクラストップレベルの変速比幅を実現した「Super CVT-i」を採用、燃費を向上し、ガソリン車クラストップのJC08モード走行燃費16.0km/Lを達成している。
外観デザインは、今まで同様の箱型デザインを引き継ぎながらも「EMOTIONAL BOX」をデザインコンセプトに 、より力強さが伝わるミニバンの「王道」を行くデザインを表現している。具体的には、サイドビューを3列目シートまで吹き抜ける大きなグラスエリアと、前方から低く後方に向けてせり上がる躍動的なベルトラインにより、見晴らしの良いキャビンの圧倒的な開放感とボディの力強さを両立。 「ヴォクシー」との差別化としては、アンダーグリルと一体化した大きなフロントグリルとヘッドランプの組み合わせにより、上下四隅を強調し、ワイド感とフロントマスクの厚みで、クラスを超える存在感を追求したデザインを採用している。
室内では、低床フラットフロアの採用により、全高を2代目に比べて25mm低くしながら、室内高が60mm高くし、広い室内空間とステップがない乗降性の向上を実現、荷室フロアも60mm低くするとともにサードシートをの収納構造の改良を行い、荷室空間の使い勝手を高めた。
また、7人乗り仕様車のセカンドシートに、横スライド機構とワンタッチスペースアップサードシートの組み合わせで超ロングスライド(スライド量810mm)を実現したクラス初のキャプテンシートを始め、駐車枠を自動認識して駐車支援するインテリジェントパーキングアシスト(イージーセット機能付)、バックカメラの視野角を約180度まで拡大した広角カラーバックガイドモニター、ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(デュアルイージークローザー付)、おくだけ充電など魅力的な快適装備を積極的に採用して、ライバルとの差別化を図っている。