クラウンのカスタム~ドレスアップも高級感を失わずに
クラウンの歴史は長く、初代が市場に投入されたのは1955年になるから、2013年現在かれこれ58年の長い歴史を持つことになる。おそらく現時点では、国内最長の歴史を持つ車なのではないだろうか。
現行モデルはすでに14代目になっている。そのサイズは、全長4895㎜、全幅1800㎜、全高1450㎜~1475㎜となっている。
駆動方式はFR / 4WD で、サスペンションはフロンタトがダブルウイッシュボーンで、リアはマルチリンクを採用している。
パワーユニットは2GR-FSE 3.5リッター V6 DOHCと、4GR-FSE 2.5リッター V6DOHC の2機種が内燃機関用として、2AR-FSE 2.5リッター ストレート4 DOHCと1KM型 交流同期電動機 の組み合わせがHV用としてラインナップされている。
トランスミッションは電気式無段変速機 / 6速AT / 8速AT を車種によって使い分けて、それぞれに搭載している。
ドレスアップの意味でローダウン
そのままの外見だとどうしてもホイールアーチとタイヤの隙間が目立つので、ローダウンをさせたい。また、バネレートを変えなくてもローダウンすることで、相対的に硬くなるのでしまった感じになる。
あとはダンパーの減衰力を高めて、S字などのような切り替えしの時の姿勢コントロールを強化することで、走りやすくすることがいいと思う。
次に動的なボディー剛性の強化をして、サスの動きをほぼ設計値通りすることによって、タイヤを路面を的確に最良な状態でとらえることを目指す。
サブフレームと基本構造のボディーの結合を高めて、ソリッドで一体感のある車体にする。これだけでも十分なのだが、アンダーフロアーに前後とも補強材を入れれば、相当強固な車体にすることが可能なので、目的は達成できる。
これでハンドリングはノーマルでは味わえないような、高いレベルのものになりドライバーはその恩恵を十分に受けられる。高い満足感のあるカスタマイズになる。
高級セダンだってワンディングを走ることもある
ノーマルのブレーキは普通の使用頻度と強度では、全く問題はないのだが、長いくだりのワンディングでは問題が出るケースが多い。
対向4ポッドの高剛性キャリパーを使い、耐フェード性の高いパッド交換して、高沸点タイプのフルードを使い、ステンレスメッシュで補強をしたラインを組み込むと、目的は達成できる。
フェードとヴェーパロック対策、さらにラインが高温・高圧による膨張・変形することを最小限度にとどめることができるので、相当高温になってもブレーキのタッチもコントロール性も変わらないから、安心感は高い。
対向型のピストンはどんな局面でも、しっかりローターを両面からパッドで挟み込んでくれるから、安定感のある高いストッピングパワーを得ることができる。ローターが熱変形でもしない限り、これは続くから、高い信頼感と安心感を得ることができる。
動的なボディー剛性の強化とサスの強化、ブレーキの強化はパッケージとしてとらえて、同時にカスタマイズすることをおすすめしたい。
高級セダンなりのドレスアップ
ノーマルでも結構存在感のあるデザインなのだが、やはりオリジナリティーは欲しい。エアロパーツは結構出ているので、簡単にそれはできる。
フロントの膝下のイメージを強調できるキットを選び、フルキットで装着すると、かなりイメージは変えることができる。クラウンぐらいの車種になると、極端に下品になるものはあまりないので、画像をチェックしていいイメージのものを選んでいただきたい。
ホイールもかなり重要なドレスアップ要素になるのだが、このボディーだったらやはりスポークタイプをおすすめしたい。あまり極端なデザインよりも、シンプルだがスポークがデュアルになっているものなど、ちょっとだけデザイン性のあるものがおすすめになる。
あとはシートなのだが、ノーマルのシートは高級感はあるのだが、ホールド性という部分においては少々不足がある。
ここは高級なスポーツタイプのバケットシートに交換して、ビジュアル面を崩さずに機能性を持たせたカスタマイズをすることをおすすめしたい。