ビーゴ/ラッシュのカスタム~腰高感を消しエアロで都会的に
両車はOEM関係にある車になる。ジャンルとしては、5ドアSUVに入る車になり、2006年から発売が開始されている。
サイズと重量は、全長4005㎜、全幅1695㎜、全高1690~1705㎜、重量1160 ^1200㎏となっている。
駆動方式はFF/4WDで、サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアは5リンク・コイルリジッドを採用している。
エンジンは3SZ-VE 1.495リッター ストレート4 DOHC VVT-i、EFI 、トランスミッションは5速MT/4速AT を使い分けて搭載している。
足回りの腰高感を消す
SUVとしては比較的小気味いい走りをしてくれるのだが、やはり高重心からくる腰高感は消せていない。いきなりグラッとくるわけではないのだが、ノーマルのままだとやはりグラッとくる速度は速いと感じてしまう。
強化サスには車高を変えないタイプもあるが、やはりローダウンをさせた方がオンロードでは走りやすい。そもそも、オフロードに乗り入れた場合には、走破性には不足を感じてしまうタイプなので、オンロード仕様だと割りきってしまってもいいと思う。
バネをあまり硬くしないで強化スタビライザーとの相乗効果でロールを制御し、強力なダンパーの減衰力で姿勢をコントロールをするという、しなやかなセッティングを目指すことをおすすめしたい。
前後ともアンダーブレースを入れることで、しっかりした車体にして、サスの動きをほぼ設計値通りにすることで、さらにロードホールディングを高めると、ハンドリングはかなり向上する。
結構狙ったラインに車を乗せることもできるし、ブレーキング時の安定感ノーマルとは一味違うので、満足度の高いカスタマイズになる。
ちょっと軟なブレーキを硬派に変える
ノーマルのブレーキはタウンユースや高速巡航程度の使い方では、ほとんど不満は出ないと思うが、いったん峠の長いくだりなどに入って、連続使用をするとやはり熱には弱い。
耐フェード性の高いパッドを使い、高沸点タイプのフルードに交換して、ステンレスメッシュで補強をしたラインを使うと、一応の対策はできる。
フェード・ヴェーパロック対策は十分で、ラインが高温・高圧で膨らむこともなくなるので、ブレーキペダルのタッチも、コントロール性も極端な変化をすることはなくなるから、安心感は高く、落ちついて連続使用ができる。
しかしもっと上を目指すのなら、これに加えて対向4ポッドの高剛性キャリパーを使うことをおすすめしたい。
対向型のピストンはどんな局面でも、強力にローターを両側から挟み込んでくれるから、強力で安定したストッピングパワーを得ることが可能になる。これはローターが熱変形でもしない限り続いてくれるから、ドライバーは高い信頼感と安心感を得ることができる。そして、そのストッピングパワーには、ノーマルにはないものを感じるので、満足度もたかい。
ボディー剛性の強化とサスの強化、そしてブレーキの強化はパッケージとしてとらえて、同時にカスタマイズすることをおすすめしたい。
エアロを付けて都会的にする
エアロだけが目立つような極端なものではなく、装着すると自然にデザインの一部になるようなエアロは、車を都会的に見せてくれる。この手の製品のラインナップは、結構あるので画像チェックをして、選択をすることをおすすめしたい。
全体をまとめるのはやはりホイールになる。シンプルなディッシュタイプで、開口部のデザインが五穴になっているものなどがおすすめになる。この手のSUVのタイヤは、ホワイトレターを履かせるのも面白いまとめ方になるので、おすすめをしておきたい。
シートを交換して機能性を高める
ノーマルのシートはお世辞にもホールド性がいいとはいえない。きちんとしたドライビングをしようと思ったら、やはりスポーツタイプのバケットシートに交換することをおすすめしたい。
シートのホールド性がしっかりしていると、前後左右のGがかかった時に体を固定しようとして余計な力が入ることを防いでくれるから、ステアリングやペダルの微妙なコントロールが可能になるので、ドライビングに集中できる。
また、ビジュアル的にも優れたものになるので、ぜひおすすめをしておきたいカスタマイズになる。