ウイッシュのカスタム~ミニバンではならのカスタマイズを楽しむ
ウイッシュはトヨタが製造・販売する5ドアのミニバンになる。現行モデルは2代目になり2009年に市場を継承している。
サイズと重量は、全長4600㎜、全幅1695~1745㎜、全高1590~1600㎜、重量1340~1440kgとなっている。
駆動方式はFF/4WD、サスペンションはフロントがストラットで、リアはFFがトーションビームで、4WDがダブルウイッシュボーンを採用している。
エンジンは2ZR-FAE 1.8リッター ストレート4 DOHC VALVE MATICと3ZR-FAE 2.0リッター ストレート4 DOHC VALVE MATIC 、トランスミッションは7速マニュアルモード付Super CVT-iを搭載している。
ミニバンにしては走りやすいサスだが柔らかすぎる
ウイッシュの走りはオールマイティーなので、割合にドライバーの意志通りに動いてくれるのだが、やや柔らかいために少しれsポンスが悪くなるシーンがある。
ミニバンにしては全高が抑えられていることが、ハンドリングに好影響を与えていると思うのだが、これをより生かすために強化サスの組み込みとボディー剛性の強化をする。
サスはバネがあまり硬くならずに、ダンパーの減衰力に頼ったキットを選ぶか、バネレートがあまり高くないスプリングに減衰力の高いダンパーを、任意で選んで組み込むことがいいと思う。ロールを仕切る前にコーナーを抜けてしまう、というセッティングにすることがおすすめになる。
次にサブフレームと基本構造であるボディーの結合を強化して、ソリッドで一体感のある車体にすると、サスが設計値通りに動くのでタイヤは路面をしっかりつかむことができる。
サスの強化との相乗効果で、高いレベルのハンドリングを得ることができるので、おすすめのカスタマイズになる。
ブレーキを強化する
街乗りでは考えられないシチュエーションに、遠出をすると嫌でも遭遇することになる。そのひとつが長い下りのワインディングになる。
エンジンブレーキを使いつつドライビングをしても、加熱性しまうことは多々ある。これの対策をすることが必要になる。
耐フェード性の高いパッドを使い、高沸点タイプのフルードに交換して、高温・高圧でも変形を最小限度にとどめるステンレスメッシュで補強をしたラインを入れると、かなりタフなブレーキにすることができる。
さらに高いストッピングパワーを求めるのだったら、対向4ポッドの高剛性キャリパーを入れれば、あらゆる局面でパッドがローターを両面から挟んでくれるので、ローターが熱変形しない限り安定した高いストッピングパワーを得ることができる。
抜群の信頼感と安定性を得ることができるので、できればこの4点強化をしておきたいところだ。
強化サスとボディ剛性の補強、それとブレーキの4点強化をひとつのパッケージとしてとらえて、同時にカスタマイズすることをおすすめしたい。
ミニバンならでは楽しいカスタマズ
エアロキットとホイール・タイヤでドレスアップをしたら、ミニバンならでは楽しく実用的なカスタマイズをしてみることをおすすめしたい。
まずミニバンの広い室内空間だから受け入れられる、各パネルをウッド化することだ。ただしあまりテカテカとしたものや、質感を上げようとして表面を変に加工したものは避けて、ナチュラルな質感のものを選ぶことがポイントになる。
次に広い空間だから効果的な、オーディオのグレードアップがある。中にはナビと連動しているものあるので、スピーカーのみの交換ということもあるが、それでもかなり効果的ではある。
そして後席のサイドウインドウにはカーテンを付けると、後席の人が仮眠をとる時に都合がいい。さらに長い室内灯を付けると、後席の人には大変便利な装備になる。
他にもフットライトをつけるなど、ミニバンではならのカスタマイズはいろいろあるから、楽しみながらひとつづ追加していくといいと思う。
しかしドライバーとしての役割をしっかり務めるためには、シートをスポーツタイプのバケットシートに交換することをおすすめしたい。ホールドがよくなり、ドライビングが楽で楽しくなるから、おすすめしておきたいカスタマイズになる。