シエンタのカスタム~可愛い外見にエアロで特徴を出す
「シエンタ」は20023年からトヨタが製造販売をしている、ミニバンに属する車になる。2008年に一度販売を中止したが、2011年5月に製造販売ともに再開をされている。
ヴィッツのと共通のプラットフォームを使っているため、サイズは全長4,100mm、全幅1695mm 、全高1670mm(FF) 1680mm(4WD) 、重量1210~ 1320kg 、となっていて、全高と重量はそれなりに大きくなっているが、あとなヴィッツに近いといえる。
エンジンは1NZ-FE型 DOHC 1.5L ストレート4、110Ps(FF) / 105Ps(4WD)で、トランスミッションはCVTと4速ATを搭載している。
サスペンションはフロントがストラットで、リアはFFがトーションビーム、4WDがダブルウイッシュボーンを採用している。
一見可愛いやつをエアロで変身
外見的にはちょっと可愛い感じを全体から受けるのだが、その分迫力というのか、存在感は希薄なのだ。
これをエアロパーツの力で変えて、自分なりのアピールをしたくなるのは、仕方のないことかもしれない。
エアロキットを調べてみると、ハーフからフルキットまでそれなりに数はそろっているので、選択肢に不自由をするケースにはならない。
どういうわけなのか、前期モデルの「丸目」のほうが数は多かったように感じる。イメージ的にはどれもあまり先鋭的なものでもなく、程よく自分の車をドレスアップしてくれる範疇になると思う。これをつけると「族車」的なイメージになるようなものは、ほとんどないからあまり激しい失敗はないと思う。
むしろタイヤとホイール、特にホイールのイメージで大きく全体のイメージが変わるかもしれない。ここはレトロにバナナスポークなどをおすすめしておきたい。ストックのデザインが比較的、レトロな感じがしないでもないので、これを一押しにしたいと思う。
ちょっとローダウンをして締まったイメージに
エアロをつけて、ホイールとタイヤをインチアップ&調扁平にしたら、やはりローダウン化をしないと、かなりバランスの悪い、締まらない外観になるので、ここはやはりローダウンをするべきだ。
パーツはあまり多くはないのだが、あることはある。ダンパーとセットになっているものもあるし、バネ単独になっているものもある。ただし、あまりバネを硬くしないほうが、あらゆる面でおすすめだ。
あまり硬いと、少々のことではサスペンションが働いてくれず、ポンポン、ピョコピョコ跳ねてしまうケースが多くなるので、速く走るどころの問題ではなくなるからだ。
どうせやるならついでに、というわけで、ダンパーも減衰力の高いものに交換してしまったほうが、ロールスピードを低く抑えられて、運転が楽になるからおすすめしておきたい。
ヴィッツと同じプラットフォームを使っているが、コーナリングはお世辞もいいとは言えないので、これをやっておくとかなり普通に走ることができるようになるので、ぜひおすすめしておきたい。
ブレーキをグレードアップ
基本的にガンガン飛ばすような車ではないのだが、それでもワインディングを走る機会が多いという方は、ブレーキのグレードアップをしておくことをおすすめしたい。
対抗4ポッドのキャリパーを入れて、耐フェード性の高いパッドを使い、高沸点タイプのフルードに交換しておき、最後にステンレスメッシュなどで補強をした高剛性のラインを入れると、相当にタフなブレーキにすることができる。
長いワンディングの下りで、連続使用をしてもへこたれないし、熱と油圧でラインが変形することも最小限なので、コントローラブルで効きのいいブレーキになるから、安心感はかなり高くなる。
これで結構走ストックの時よりも、個性を表現できることになったと思う。あとはもしやるなら、エンジンのライトチューニングと、ボディーの剛性をしっかりさせることをやれば、個性プラス走れる車にすることは可能だ。
しかしこの車、正直に言ってしまうとドレスアップ主体で楽しんだほうがいいと思う。あとはステッカーを使って、いろいろな表現をできるし、ステッカーなら飽きたら交換も可能なので、おすすめしておきたいと思う。