エスクードの中古車買取価格
エスクードの買取相場と新車の値引き情報をディーラーのセールスマンを10年以上勤めた元ディーラーマンの視点からアドバイスします。
目次
エスクードの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
高相場が約束されたクラス
現行モデルは1.6Lモデルとなり、前モデルよりクラスが下方に移動。
下取り相場としては今後期待出来るクラスでの販売となっています。
具体的な価格は、別表を見てわかるようにまだ安定していません。
ただ、「エスクード」より販売価格の高い「RAV4」と同水準というのが実勢に近い数字と思われるので、クロスオーバーSUVとしては平均と見ていいでしょう。
新車において大ヒット車種となる可能性は少ないので、中古車市場に供給される数も当分は少ないこともあり、新車以上の人気を集めるかも知れません。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
ベースグレード | 2015 | 2WD | 197.0 | 95.0 |
ベースグレード | 2015 | 4WD | 217.0 | 184.0 |
比較車種 | ||||
RAV4スタイル | 2015 | 2WD | 204.7 | 158.0 |
RAV4スタイル | 2015 | 4WD | 224.7 | 184.0 |
ヴェゼルハイブリッドX | 2015 | 2WD | 224.0 | 190.0 |
マツダVX-3XD | 2015 | 4WD | 240.0 | 185.0 |
前モデルの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
本格SUVにひそかな人気
前モデルは2.4Lが主力となります。
新型投入後も「エスクード2.4」として販売されるということもあり、ある意味現行車種というのも、同車のオーナーには嬉しい事実かもしれません。
現行車種と異なり、クロスオーバーと言うよりも、頑強なラダーフレームを用いた本格SUVであり、オフロード性能が高くパワーもあるために、軟弱な最新車種に飽き足らないファンには人気のあるモデルではあります。
相場自体も発売された2005年式であっても十分な価格を維持しており、特に特別仕様車の「ランドフリーズ」や「フィールドトレック」などは、程度次第で相場以上の価格も期待出来るでしょう。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
XG | 2015 | 4WD | 212.0 | 144.0 |
2010 | 4WD | 209.0 | 84.0 | |
2005 | 4WD | 210.0 | 46.0 | |
XG | 2015 | 4WD | 202.0 | 140.0 |
2010 | 4WD | 199.0 | 74.0 | |
2005 | 4WD | 200.0 | 48.0 | |
ランドフリーズ | 2015 | 4WD | 224.3 | 159.0 |
オニールリミテッド | 2010 | 4WD | 225.0 | 99.0 |
フェールドトレック | 2005 | 4WD | 218.0 | 52.0 |
比較車種 | ||||
RAV4スタイル | 2015 | 4WD | 224.7 | 184.0 |
2010 | 4WD | 229.5 | 93.0 | |
RAV4G | 2005 | 4WD | 226.0 | 42.0 |
アウトランダー24G | 2015 | 4WD | 258.5 | 212.0 |
2010 | 4WD | 254.0 | 102.0 | |
2005 | 4WD | 254.0 | 52.0 |
クロスオーバーSUV及びスズキ製クロスオーバーSUVの下取り相場
SUVに集中するスズキの思惑
スズキは2015年に「SX4S-CROSS」と新型「エスクード」のクロスオーバーSUV2モデルを国内へ導入。
前モデルとなる「エスクード」も「エスクード2.4」として並売。
そして2016年2月にはニューモデル「イグニス」を発売予定となっています。
その他には「ジムニーシエラ」、軽自動車の「ジムニー」「ハスラー」とクロスオーバーSUVラインナップが充実されています。
小型車販売の比率を増やすスズキとしては、これからも需要の増える可能性のあるクロスオーバーSUVを追加設定することが最善と考えての結果でしょう。
現在クロスオーバーSUVの下取り相場は非常に高く、新車販売において人気がある新型車だけに限らず、旧モデルであっても魅力ある価格になるのも特徴です。
特に2.0L以下のクラスは車種も少なく、使用状態も綺麗なものが多いために需要が供給を上回っています。
スズキでは「エスクード」「シエラ」「ジムニー」を以前から発売しており、中古車市場での評価も高いようです。
また、「ハスラー」は新車の人気そのままに中古車でも評価が高く、買取りにおいても軽トールワゴンを上回る価格が提示されることもあります。
かつては一部のマニアや、豪雪地域のユーザーだけが顧客であったSUVも、クロスオーバーの名のもとに広く一般に親しまれつつあることや、以上気象による豪雨や雪害が地域を問わず起こりうる現象になったこと。
そしてネックだった燃費が改善されつつあり、しかも燃料費が下がり続けているなど、クロスオーバーSUVを選ぶ環境は好転しており、今後も下取り相場は下がる気配はありません。
エスクードの特徴とモデルの推移
ハンガリー子会社のマジャールスズキにて生産、自社ブランドの輸入車として販売することとなった。
日本国内では「エスクード」の4代目モデルとして2015年10月に公式発表・発売された。
4WD車に加え2代目以来となる2WD車が設定されている。
初代から続いてきた「ラダーフレーム+後輪駆動の専用アーキテクチャー」に代わり、「SX4 S-クロス」との共通設計となった。
エンジンはダウンサイジングされ、1.6Lになり、トランスミッションは6速に多段化されたATのみの設定となった。
なお、 3代目モデルは車種名を「エスクード2.4」に変更の上、継続販売されている。