エスクードの下取り相場と値引き交渉のポイント
By Tokumeigakarinoaoshima (Own work) [CC0], via Wikimedia Commons
目次
エスクードの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
人気のある車種とは言えず、知名度も低い。しかし、SUVの中古車市場での評価は高く、現行モデルであることも相場を維持している理由だ。たびたび登場する限定車が一番良いのだが、乱発気味で、それが標準になり、逆にベース車の価格が低く見られる。やはり、2.4L車が中心で、V6エンジン搭載車はSUVとはいえ厳しい。
下取り参考価格表
グレード・仕様 | 駆動方式 | 新車価格(万円) | 年式 | 下取り参考価格 |
---|---|---|---|---|
2.4XG | 4WD | 208.0 | 2014 | 180.0 |
2.4XG | 4WD | 209.0 | 2010 | 108.0 |
2.4クロスアドベンチャー | 4WD | 224.0 | 2013 | 171.0 |
2.4オニールリミテッド | 4WD | 225.0 | 2010 | 124.0 |
2.4ソロモンリミテッド | 4WD | 225.0 | 2008 | 105.0 |
3.2XS | 4WD | 250.0 | 2008 | 67.0 |
2.7XS | 4WD | 240.0 | 2008 | 48.0 |
2.7XS | 4WD | 240.0 | 2005 | 62.0 |
2.0XE | 4WD | 195.0 | 2008 | 80.0 |
2.0XE | 4WD | 195.0 | 2005 | 53.0 |
エスクードの新車値引情報
2.4LのSUVで228万円というのは、かなりリーズナブルであるが、デビューから9年経ったモデルということもあり、相当の値引きは欲しい。まずはベース車で交渉を行うが、狙いは限定車の「ランドブリーズ」だ。30万ほどの値引き交渉が出てくる最終段階で、この14万円高の差額を0にする条件で、限定車をゲットしたい。ディーラーにとっては軽自動車とは比べものにならない利益車種のため、簡単には断れないはず。無理でもかなり大きな値引きが引き出せる。最初はあえてベース車で交渉するのがコツだ。
値引き目標 40~44万円
前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
モデル自体の評価というより、さすがに10年を超えると難しくなる。余程程度が良くないと、まともな下取り価格はつかない。クロスオーバーSUVの中でも、オフロードよりの車種なので、使われ方が荒いものが目立ち、走行距離も通常の乗用車より平均的に多い車種。きれいに乗られていて、走行距離も少なければ望みはある。そうでなければ買取り専門店の方が融通は利きやすい。あとは、各社の新型SUVに買い替えるなら、他銘柄対策として、かなりのプラス査定が望める。
下取り参考価格表
グレード・仕様 | 駆動方式 | 新車価格(万円) | 年式 | 下取り参考価格 |
---|---|---|---|---|
2.0XE | 4WD | 185.0 | 2005 | 25.0 |
2.0 | 4WD | 185.8 | 2003 | 22.0 |
2.5V6 | 4WD | 202.8 | 2003 | 5.0 |
エスクードの特徴とモデルの推移
1968年に初代が登場したクロスオーバーSUVの草分け的存在で、同車の世界戦略車でもある。3代目にあたる現行モデルは2005年5月に8年ぶりのフルモデルチェンジをされデビューした。
先代モデルのラダーフレーム構造からフロアパンにラダーフレームを溶接したラダーフレーム一体型モノコックボディ「ビルトインラダーフレーム」を採用、駆動方式はパートタイム4WDからフルタイム4WDへ変更となるが、デフロック機構やHI-LO切り替えの副変速機などの本格4WDシステムは維持している。エンジンは2.0Lと2.7Lの2種類で、5ドアのみとなる。グレードは3種類で、「2.0XE」、「2.0XG」、「2.7XS」がある。2.0L車のみ5速MT車も設定されている。その後2006年から2007年の11ヶ月だけ、5MTのみの1.6Lの3ドアモデルが追加されている。
2008年6月のマイナーチェンジでは、2.7Lに代わって新たに3.2Lを設定たが、2009年6月には2.4Lに一本化されている。
2012年7月のマイナーチェンジは外観デザインを大幅に変更することになった。力強い造形のバンパー、フィン形状のグリル、黒加飾ヘッドランプを採用。バックドアに装備していたスペアタイヤを廃止し、リアライセンスメッキガーニッシュを採用、さらに、リアのナンバープレートの位置がバックドア中央に移動された。
パリモーターショーにおいて、「エスクード」の欧州向けモデル「ビターラ」のフルモデルチェンジが発表されている。
新型「ビターラ」のエンジンは、1.6Lのガソリンとディーゼルが設定され、ボディサイズは「SX4」と近いボディサイズとなっているが、クロスオーバーSUVの「SX4」に対して、「エスクード」はラダーフレーム構造を取り入れた本格SUVとしてラインアップされることになる。また、スズキの新世代4WDシステムのALLGRIPも採用される。新型「ビターラ」は本格的4WDとして他のBセグメントクロスオーバーSUVと差別化が図られる。 日本での販売計画は発表されていないが、日本で発売されることは確実視され、4代目エスクードとして販売されることになる予定だ。