レガシィB4の買取相場と値引き交渉のポイント
レガシィB4の買取・下取りの価格相場と査定を受ける際のポイントや新車購入時の値引き交渉の進め方などレガシィB4の売買についてディーラーのセールスマンを10年以上経験した執筆者がアドバイスをする。
目次
レガシィB4の下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
現行モデルは2014年11月の発売であり、販売台数が前モデルよりも少ないこともあるので、相場が確立するには至っていない。あまりリセールバリューの期待できない4ドアセダンではありますが、水平対向エンジンと4WDという付加価値に、「アイサイト」という恐らく知名度では一番の運転支援システムの装着車である同車は、他の4ドアセダンより有利な下取り価格になる可能性もあります。
レガシィB4の新車値引情報
「レヴォーグ」に変わられた「ツーリングワゴン」とはことなり、「B4」は相変わらず販売され続けている。台数自体は少ないものの、北米モデルと共通のワイドボディを持つスバルのフラッグシップセダンとして君臨している。競合相手としては、同価格帯の2.5Lクラスのセダンとなるが、マツダの「アテンザセダン」が値引きを引き出す上では都合がいい。同じエンジンを搭載する「CX-5」などとは異なり販売台数も頭打ちのため、値引きで打開する傾向にあり、ガソリン車ならスバルが追い付けない額になることもあります。
目標販売台数は400台/月と控えめなことで、拡販車種ではありませんが、スバルディーラーにとっても大幅利益を期待出来る車種であるために、わずかな値引きの差で受注を逃したくはないはずです。
値引き目標額 30~35万
前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
下取りされ、中古車市場に多く流通しているのは2モデル前の2003年式以降。下取り価格という点では、同じエンジンの「ツーリングワゴン」の方が高いのは、歴代モデルから続くもの。やはり「レガシィ」と言えば「ツーリングワゴン」であり、4ドアセダンの「B4」は市場での評価は低い。しかし、車両価格の差を考慮するとさほど差はないとも思え、一般的な他の2.0Lクラスのセダンよりは劣ることでは無い。スポーツセダンとして卓越した性能を持つ事はしっかりと織り込み済みだ。それでも人気と言う点では雲泥の差があるのは事実。中古車で「ツーリングワゴン」を探すユーザーは多いが、「B4」を探すのは一部のスバリストぐらいでしょう。そうなれば高い価格で下取り、もしくは買い取るのは難しくなります。
深刻なセダン不況の中でもそのポジションは変わらず、4WDのみの設定という独自路線で、高級さでは他社に劣るものの、逆にそのことが優位に立つことも考えられるでしょう。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
2.0GT DTT | 2014 | 4WD | 322.0 | 205.0 |
2.0GT DTT アイサイト | 2014 | 4WD | 332.0 | 205.0 |
2.5i Bスポーツ | 2014 | 4WD | 225.0 | 155.0 |
2.5i Bスポーツ アイサイト | 2014 | 4WD | 235.0 | 161.0 |
2.5GT | 2012 | 4WD | 265.0 | 129.0 |
2009 | 4WD | 265.0 | 74.0 | |
2.5i | 2012 | 4WD | 210.0 | 91.0 |
2009 | 4WD | 210.0 | 67.0 | |
ツーリングワゴン | ||||
2.0GT DTT | 2014 | 4WD | 337.0 | 202.0 |
2.5GT | 2012 | 4WD | 280.0 | 151.0 |
2009 | 4WD | 280.0 | 89.0 | |
2.5i | 2012 | 4WD | 225.0 | 104.0 |
2009 | 4WD | 225.0 | 89.0 |
レガシィB4の特徴とモデルの推移
水平対向4気筒エンジンと4WDを採用するスバルのフラッグシップ「レガシィ」の4ドアセダン。1998年発売の3代目より「B4」のサブネームが与えられている。
現行モデルは2014年11月にフルモデルチェンジし発売された6代目。「ツーリングワゴン」が「レヴォーグ」に継承され、セダンタイプの「B4」とクロスオーバーSUVタイプの「アウトバック」の2つのボデュタイプタイプとなった。バンパー一体型ヘキサゴングリルとホークアイヘッドランプによってスバル車のファミリーフェースを構築したデザインの ボディサイズは、先代よりもさらに大型化し、アッパーミドルクラスのボディサイズに移行するとともに、北米仕様と国内仕様が共通となり一本化されている。また、グレード体系は標準グレードの「B4」と上級グレードの「B4 Limited」の2グレードに集約、2.5L・NA車のみのラインナップとなった
エンジンは5代目を踏襲した改良型を搭載。リニアトロニックにも改良され、オートステップ変速制御や6速マニュアルモードのパドルシフトを採用、振動騒音も低減した。
安全性能も強化し、「EyeSight」は「EyeSight(ver.3)」となり、広角で遠方まで認識し、カラー認識も実現した。また、旋回時のトレース性を高めるアクティブトルクベクタリングを採用。ボディも軽量化を図りながらも全方位からの衝突に対してトップレベルの安全性も両立している。