ステラの中古車買取価格
目次
ステラの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
知名度のなさがムーヴとの差
前モデルよりダイハツから「ムーヴ」のOEM供給を受ける「ステラ」は、現行モデルもベース車の「ムーブ」とは、グレード体系以外には相違点はほとんどない。
スバル自体が自社生産をやめたことで、販売店側も普通乗用車の販売に力を入れており、顧客以外には積極的な販売行っておらず、販売台数も「ムーヴ」と比較して極めて少ない台数にとどまっています。
したがって、知名度も低く、中古車サイトで検索されることはまれなため、中古車業者にとっては「ムーヴ」と同型とはいえ、積極的には欲しがらない車種のようです。
しかし、中古車市場でも人気のある現行「ムーヴ」の下取り、買取り台数は少ないためもあり、「ステラ」であっても査定価格自体は高いのですが、ダイハツとムーヴのバッジがないだけで、同等グレードであっても、やはり3~5数万円の差がどうしてもついてしまいます。
もし、これから「ステラ」を新車で購入しようとするならば、「ムーヴ」より3~5万円は安く買うことが条件になるでしょう。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
L | 2016 | 2WD | 105.0 | 71.0 |
2014 | 2WD | 105.0 | 58.0 | |
GS | 2016 | 2WD | 122.0 | 80.0 |
2014 | 2WD | 122.0 | 66.0 | |
L | 2016 | 4WD | 116.5 | 91.0 |
2014 | 4WD | 116.5 | 75.0 | |
GS | 2016 | 4WD | 133.5 | 100.0 |
2014 | 4WD | 133.5 | 85.0 | |
比較車種 | ||||
ムーヴL | 2016 | 2WD | 105.0 | 80.0 |
2014 | 2WD | 105.0 | 67.0 | |
ワゴンR FA | 2016 | 2WD | 111.1 | 73.0 |
FX | 2014 | 2WD | 106.0 | 59.0 |
フレアXG | 2016 | 2WD | 108.0 | 66.0 |
2014 | 2WD | 108.0 | 55.0 |
前モデルの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
ワゴンRには分が悪いステラ
前モデルも現行モデル同様に、ダイハツから「ムーヴ」のOEM供給を受けています。
このモデルはライバルの「ワゴンR」の方が評価は高く、同じ価格帯のグレードでも10万円近い差が付いています。
この価格帯での10万円の差は大きく、今所有している方にはショックですが、軽トールワゴン自体の相場が高く、他のクラスと比べれば高い価格であるということは間違いなく、ただ、このモデルでの「ワゴンR」が異常に高値であるだけなのです。
また、4WD車の相場が非常に良く、地方部を中心に、生活の足として需要が多いのも特徴です。
2011年式までは、自社生産最後のモデルとなるので、それ以降とはまったく別物の車と言えるでしょう。
ただし、熱心なスバリストを除けば、4気筒エンジンを搭載したスバル最後の、自社生産の軽自動車という希少性はなく、2008年式が価格を付けられるラインとなります。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
L | 2013 | 2WD | 107.9 | 45.0 |
2011 | 2WD | 107.9 | 33.0 | |
LS | 2011 | 2WD | 109.9 | 29.0 |
LX | 2008 | 2WD | 105.5 | 5.0 |
L | 2013 | 4WD | 119.4 | 59.0 |
2011 | 4WD | 119.4 | 46.0 | |
LS | 2011 | 4WD | 120.3 | 44.0 |
LX | 2008 | 4WD | 115.9 | 24.0 |
比較車種 | ||||
ワゴンR FX | 2013 | 2WD | 116.9 | 57.0 |
2011 | 2WD | 113.2 | 42.0 | |
2008 | 2WD | 99.5 | 7.0 |
ステラとOEM車の人気と下取り相場
あえてOEM車を選ぶのもあり?
軽自動車の世界では非常に多くのOEM車が存在します。
限られた規格内での、激しい競争を経て独自の成長をしてきた軽自動車は、新たに開発するには普通車とは異なる技術の蓄積が不可欠。
日産でさえ三菱と組まなければかなわなかったのです。
また、巨費を投じて開発しても得られる利益も薄いため、自主開発はコストに見合わず、それでいて需要は確実にあるので、各メーカーが選んだのは、トップメーカーであるスズキとダイハツからのOEM供給でした。
スズキはマツダへ「フレア」シリーズとして、ダイハツはトヨタグループのため、トヨタに「ピクシス」と、同じグループ企業のスバルへ「ステラ」「プレオ」「ディアス」「サンバー」と、ほぼ全車種をOEM供給しています。
しかし、販売台数は極めて少なく、軽自動車でも大ヒット車種である「ムーブ」であっても、OEM車となる「ステラ」は十分の一程度でしかなく、それは他のOEM車も同じ状況です。
もともと決められた年間供給台数が限られているのと、ベース車に配慮して宣伝活動がされていないこともあり、自社販売店の顧客の流失を防ぐためのモデルと位置付けられているためでもありますが、それにしても少なすぎるのは、普通車に比べて利益率が極端に低く、販売店サイドも営業マンも、顧客から要望が無い限り進めるきがないことが原因でしょう。
しかし、ユーザーから見れば「ムーヴ」となんら変わらない「ステラ」であっても問題はなく、もし、「ムーヴ」より安くしてくれるならお買い得でもあります。
リセールバリューが低いなら、その分安くしてもらえばいいのです。
普通車の様に時間をかけた商談をしたがらないので、最初から限界値引きが提示されるケースも多く、あえてOEM車狙いという選択も面白いかもしれません。
ステラの特徴とモデルの推移
2014年12月にベース車「ムーヴ」と同日にフルモデルチェンジされた。
外観は六連星のCIマークや車名エンブレムの変更に加えて「ステラ」専用のデザインが与えられています。
フロントグリルをダークメタリック塗装とメッキ加飾を施した3本ラインデザインとなり、フロントバンパーはスバル車の特徴であるヘキサゴンモチーフを継承した造形を採用。
「ムーヴ」と基本的な装備内容を共通化し、車両本体価格の価格差が無くなり、同一価格となった。
ただし、メーカーオプションの設定範囲が「ムーヴ」より絞られており、「ムーヴ」では設定できるメーカーオプションの一部装備が「ステラ」ではグレードによりメーカーオプション設定を設けていない装備がある。