プレオの買取相場と値引き交渉のポイント
プレオの新車値引情報
5MTの「プレオ」を購入するのは法人だけだろう。それとて「プレオ+」の最低価格グレードの「E」より12万円ほど高いのだ。しかも燃費は9.2㎞/Lもいいのだから、法人担当者も「プレオ」を購入する気にはなれないだろう。個人においては、どうしてもマニュアルミッションでないといけない人向きということになる。非常に限られた層に向けられた車種だけに、営業サイドも戸惑うのではないか、「なぜ?」と。在庫を確認しての交渉になるが、12万円値引きして「プレオ+ E」と同額。現実的なグレードの「F」なら逆に3万円ほど高いので、まずは両方の見積もりを取り、比較しながらの交渉になる。
値引き目標額 12~14万円
プレオの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
OEM元のダイハツ「ミラ」、ライバルのスズキ「アルト」と基本的に同じ下取り相場。さらに現行モデルは人気のトールワゴンンではないので、「ムーブ」「ワゴンR」などよりは低い相場になる。
下取り相場
F 2WD H26年式(新車価格 92.0万円)下取り参考価格 36万円
H22年式(新車価格 85.8万円)下取り参考価格 27万円
F 4WD H26年式(新車価格105.0万円)下取り参考価格 41万円
H22年式(新車価格 98.8万円)下取り参考価格 29万円
プレオのモデルチェンジ情報
「プレオ」のOEM元であるダイハツ「ミラ」は2006年から販売され、販売7年目のモデル末期である。すでにグレード体系も5MTの2WDと4WDのモノグレードのみとなっている。JC08モードへの対応などで、「ミラ・イース」への統合がささやかられていたが、生き残っているのはライバルのスズキ「アルト」に対するものと、バリエーションの確保だけのためのようだ。次期モデルではイーステクノロジー採用の統合モデルとなるはずだ。。
前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
このH19年式をもって乗用グレードが廃止されバンのみのラインナップになるため、初代モデル最後のモデルになる。しかし、スズキの「アルト」などとくらべると半値程度の下取り相場だ。「ワゴンR」などと比べるとその差はさらに広がる。
下取り相場
F 2WD H19年式(新車価格 76.8万円)下取り参考価格 9万円
F 4WD H19年式(新車価格 87.8万円)下取り参考価格 17万円
プレオの特徴とモデルの推移
1998年登場の初代「プレオ」は、スバル初の室内空間の広いトールワゴン型軽自動車であり、独立したボンネットと、6ライトのサイドウインドウがデザイン上の特徴で、ラインナップを数多く用意できないメーカーの事情により、トールワゴンを必要としないユーザーをもカバーするため、他社のトールワゴンより低い全高に抑え、さらに商用バンからスポーツモデルまで備えた幅広いグレードを持つことになった。エンジンは全て排気量660cc・直列4気筒SOHCでNAエンジン、SOHCマイルドチャージエンジン、高性能なSOHCスーパーチャージャーエンジン、より高性能なDOHCスーパーチャージャーエンジンの4種類が設定されていた。 生産は2007年にはバンのみに縮小されながらも、軽自動車を自社生産撤退する2010年までの11年間生産された。
2010年に登場の2代目はトヨタ、ダイハツとの業務提携強化の一環としてダイハツ「ミラ」のOEM供給を受けることになった。当然初代のトールワゴンではなく、ハッチバックタイプになったため全高はさらに低くなった。デザインは六連星のCIマークや車名エンブレムの変更程度で、ベース車「ミラ」からの大きな変更はなく、エンジンも同じDOHC3気筒となった。
2012年12月に「ミラ・イース」のOEM供給を受けた「プレオ+」が追加設定される。乗用モデルのCVT車はこの「プレオ+」に統合され、2013年2月には5MTもでるのみのモノグレードになった。