スカイラインクロスオーバーの買取相場と値引き交渉のポイント
スカイラインクロスオーバーの新車値引情報
比べるライバルもいない独特な車種だけに、競合車種を探しようにも思いつかないだろう。無理に競合車種の見積もりを取るよりも、日産ディーラーで時間をかけて交渉する方がいいだろう。ディーラーによっては在庫が少ないケースもあるが、そうでなければ早期に決着をつけて売りたい車種のはず。中古車を併売する店舗であれば「中古車も検討したい。」という意思を伝え、新車営業マンにプレッシャーをかけるのも必要。400万円を軽く超える車種だけに、中途半端な値引きで納得はしたくない。不人気車種であり本体価格の10%を目標にしてもおかしくはない。
値引き目標 35~40万円
スカイラインクロスオーバーの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
スカイラインセダンとの比較では、高年式ではセダンより低い相場であるが、2009年まで遡ると逆に上になるという数字が出てくる。販売台数自体が少なく、下取りのサンプル件数も限られておりバラツキもある。特に、SUVでもなく、プレミアムハッチバックという特殊な車種ということもあり、市場の相場が固定されておらず、個々の車両の状態で左右されている。もっとも、V型エンジンの大排気量車というだけでも下取り価格は高くはない。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 新車価格(万円) | 駆動方式 | 下取り参考相場(万円) |
---|---|---|---|---|
3.7GT | 2013 | 400.0 | 2WD | 165.0 |
2009 | 400.0 | 2WD | 125.0 | |
3.7GT FOUR | 2013 | 425.0 | 4WD | 207.0 |
426.0 | 4WD | 168.0 | ||
3.7GT タイプP | 2013 | 466.0 | 2WD | 274.0 |
2009 | 450.0 | 2WD | 176.0 | |
3.7GT FOUR タイプP | 2013 | 492.0 | 4WD | 265.0 |
2009 | 476.0 | 4WD | 194.0 | |
スカイライン370GTタイプP | 2013 | 420 | 2WD | 220.0 |
2009 | 382 | 2WD | 100.0 |
スカイラインクロスオーバーの特徴とモデルの推移
インフィニティの「EX35」の日本国内向けモデルが、2009年7月に「スカイラインクロスオーバー」として発売された。
「スカイライン」の名称を冠し、セダン・クーペとプラットフォームを共有しているが、スタイリングを追求したためホイールベースは50mm短縮され、センターフロアより前方をV36型セダンと共有している。
エクステリアは、クーペとSUVを融合した、「地を捉え、宙を駆ける」姿をイメージさせ、グリルからドアミラーまで伸びるフードバルジによる、FRらしいロングノーズとクーペのように流麗なアーチドキャビンを形成している。また、 フロントフェンダーからリヤフェンダーへ優雅に流れるウエストラインも特徴で、ダイナミックなリヤビューにつながるデザインになっている。
スムースでソフトタッチの上質な素材により、やさしく包み込むようなデザインのインテリアは、高い位置に配されたシフトノブ、ゆったりとした寛ぎをもたらすロングアームレスト、自然な姿勢で操作できるセンターパネルなど、扱いやすさを重視してデザインされたラグジュアリーな室内空間と、本木目フィニッシャーに、高級材であるカーリーメイプルを採用し、表面にヴァイオリンのようなグラデーション塗装を施すことで、華やかさと仕上げの良さを表現したブラウン内装になっている。
エンジンはV型6気筒3.7Lを搭載し、マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。フロントサスペンションはほかのスカイラインシリーズと共通だが、リアには新レイアウトのマルチリンクサスペンションが採用され、全車18インチアルミホイールが採用される。駆動方式はFRとアテーサE-TSを採用する4WDが用意され、アラウンドビューモニターには、新たに「駐車ガイド機能」、「フロント/リアワイドビュー機能」、「ナビ連動フロントワイドビュー機能」が採用された。
次期モデルの情報としては、2015年にインフィニティブランドのプレミアム5ドアモデルが開発されていて、それが次期「スカイラインクロスオーバー」として国内に投入されるかもしれない。「Q30コンセプト」として北京モーターショーでも公開されていたが、走破性重視のSUVではないプレミアム5ドアとなっており、提携を強化しているメルセデスのAクラスと共通のプラットフォームで、FFベースの4気筒エンジンを搭載、4WDも想定される。したがって、スカイラインとの共通性はほぼなく、国内に投入される際には、別の名称が与えられる可能性がある。