フーガの買取相場と値引き交渉のポイント
目次
フーガの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
ハイブリッドの下取り相場はまだ台数が少ないこともあり、提示できていない。NA車では2.5Lが何とか安定した相場を毛尾政しているが、3.7Lは大きく値を落とし、すぐに2.5Lと同等価格にまで下がり、デビュー時の2009年型では逆転してしまう。VIPは高い下取り価格がつくが、車両価格がそれなりに高額なので当然の結果。先代以上に法人車両が多いためか走行距離の多いものが目立つため、個人所有の程度のいいものはかなりプラスされる可能性がある。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 新車価格(万円) | 駆動方式 | 下取り参考相場(万円) |
---|---|---|---|---|
2.5GT | 2014 | 441.8 | 2WD | 229 |
2009 | 441.8 | 2WD | 175 | |
3.7VIP | 2014 | 540.8 | 2WD | 234 |
2009 | 524.0 | 2WD | 190 | |
3.7GT FOUR | 2014 | 460.8 | 4WD | 250 |
2009 | 460.8 | 4WD | 190 |
フーガの新車値引情報
ライバルであるべき「lクラウン」シリーズには大きな差を付けられ、北米市場に依存するしかない同車。ディーラーにとっては法人需要以外の個人ユーザーへ多くの販売台数を期待するわけにはいかないが、台当たり利益は主力のコンパクトカーや軽自動車の比ではない。車両価格はNA車で400万円台からハイブリッド車で500万円台からとなり、最高価格車は700万円に迫る。そのため例え10%の値引きが可能とすれば大きな数字にはなる。しかし、それでも支払総額を考えると微々たるものだ。
個人ユーザーにとって重要になるのは利用するクレジット会社の金利だろう。利用額が大きいので、年利1%の差が家計に大きく響く。ディーラーでの交渉と同時に、クレジットの情報を得ることも必要になる。
値引き目標 35~40万円
前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
V8・4・5L車は中古車市場ではごく一部の層に人気があるが、価格を押し上げるまでにはいたらない。デザインが腰高で、明らかにこの見た目で人気が低迷したモデル。クラウンとの比較では2009年式の「フーガ2.5GT」と同価格帯の「2.5Rサルーン」が40万円ほど高い価格を付けている。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 新車価格(万円) | 駆動方式 | 下取り参考相場(万円) |
---|---|---|---|---|
450GT | 2009 | 544.0 | 2WD | 99 |
2005 | 528.0 | 2WD | 32 | |
350GT | 2009 | 430.0 | 2WD | 97 |
2004 | 410.0 | 2WD | 28 | |
250GT | 2009 | 394.5 | 2WD | 109 |
2004 | 361.0 | 2WD | 33 |
フーガの特徴とモデルの推移
2004年にセドリック/グロリアの後継車として登場。イメージを変えるために新名称「フーガ」へと車名が変更された。
ホイールベースが長くとられ、車高も高く設定されているため、室内空間はクラス最大の前後席ヘッドルーム、後席ニールーム、後席レッグルームを誇る。また後席スペースは日産のセダンとして最大となる。エンジンは当初、V型6気筒2.5Lと3.5L が用意され、のちに4.5Lが追加設定された。マニュアルモード付きフルレンジ電子制御5速AT(5M-ATx)を装備する。
2009年11月に初めてフルモデルチェンジされた。当初エンジンにはV62.5Lと3.7Lの2機種が用意され、2010年11月には3.5Lエンジンを搭載するハイブリッドモデルが追加された。フーガハイブリッドは日産のFR乗用車としては初のハイブリッドカーとなる。V8エンジン搭載車は廃止された。
先代フーガではセダンとしては全高が高く、室内高を大きくとっていたが、エクステリアデザインは不評だったため、フルモデルチェンジでは全高を低く、全幅を大きくし、ロングノーズなスタイリングとしている。インテリアデザインは曲面が多く使用され、全車木目調となっている。
エンジンにはV6 3.5L VQ35HR型エンジンをアトキンソンサイクル化したものが搭載され ハイブリッドシステムは、1つのモーターとエンジン間を乾式単板で、トランスミッション後方の湿式多板クラッチで接続したパラレル方式である。搭載されるモーターは出力が50kWとなり、モーターのみのEV走行のできるフルハイブリッドでもある。 トランスミッションにはコンバータハウジング内に、モーターと,クラッチが収められる非トルコン式の7速ATが採用される。
モデルチェンジ情報としては、インフィニティ ブランドの「Q70」のマイナーモデルチェンジ発表がニューヨーク国際オートショーで行われた。「Q70」は日本市場では「フーガ」として販売されている。日本仕様も順次新型に切り替えられていく。 新しくなった「Q70」は、「スカイライン」のデザインが取り入れられている。搭載されるパワートレインはV6 3.7LとV8 5.6Lの2タイプのみの設定となっている。また、スポーツクーペ版も計画されている。 採用されるエンジンについては、日産はダイムラーと提携関係にあることから、メルセデス製V8、もしくは独自開発の新型V6エンジンが考えられる。