マーチの中古車買取価格
目次
マーチの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
ボレロと4WDが高値の期待
現在「マーチ」の下取り相場はあまり良いとは言えません。
デビューから6年を経過しましたが、安価グレードでは一桁台になっています。
そのなかでは上級グレードの「ボレロ」や、スポーツモデルの「ニスモ」は価格を維持しています。
また各グレードの4WDも比較的期待が持てるでしょう。
ですからこれから「マーチ」を購入する予定のある方は「ボレロ」か、最低でも4WDを選ぶことをお勧めします。
特に特徴のない新興国向けの車種なので、国内のユーザーにはチープなイメージしかなく、中古車市場においても、「マーチ」がどうしても欲しいという人は少なく、安い普通車を探した結果「マーチ」しかなかった、という我慢車となっています。
マーチの下取り価格表
スマホの方は画面を横にしてご覧ください。
(参考)
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り相場 |
---|---|---|---|---|
S | 2016 | 2WD | 99.3万円 | 59.0万円 |
2013 | 2WD | 99.3万円 | 35.0万円 | |
X | 2016 | 2WD | 115.4万円 | 66.0万円 |
2013 | 2WD | 115.4万円 | 40.0万円 | |
2010 | 2WD | 117.1万円 | 6.0万円 | |
X FOUR | 2016 | 4WD | 131.9万円 | 104.0万円 |
2013 | 4WD | 131.9万円 | 64.0万円 | |
2010 | 4WD | 133.8万円 | 22.0万円 | |
G | 2016 | 2WD | 135.0万円 | 67.0万円 |
2013 | 2WD | 135.0万円 | 41.0万円 | |
2010 | 2WD | 138.9万円 | 7.0万円 | |
G FOUR | 2016 | 4WD | 151.5万円 | 116.0万円 |
2013 | 4WD | 151.5万円 | 74.0万円 | |
2010 | 4WD | 156.6万円 | 30.0万円 | |
ボレロ | 2016 | 2WD | 138.9万円 | 99.0万円 |
2013 | 2WD | 138.9万円 | 54.0万円 | |
2010 | 2WD | 139.6万円 | 7.0万円 | |
NISMO | 2016 | 2WD | 146.7万円 | 109.0万円 |
2013 | 2WD | 146.7万円 | 79.0万円 |
前モデルの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
価格的には難しい前モデル
前モデルの「マーチ」で下取り価格が残るのは、モデルチェンジイヤーの2010年式であってもごくわずかで1.4L、1.5Lという変則的な排気量のラインナップですがすでに基本価格が消滅したグレードもあります。
販売価格が割安なこともありますが、同じ様な価格でも、10年近く基本価格が残る軽トールワゴンなどと比べると雲泥の差といえるでしょう。
現行モデルと異なりユニークなデザインが特徴で、新車販売においても成功した車種ですが、新機種、新技術が次々と導入されるコンパクトカーにおいては勝ちが見いだせない車種の代表といえます。
このような場合は買取りが救いで、買取り専門店なら思わぬ価格が提示される場合があります。
しかし、上級装備車や走行の少ない程度の良い場合が前提で、そうでない場合には逆に下取りより厳しい判断を下されることも覚悟しましょう。
マーチ前モデルの下取り価格表
スマホの方は画面を横にしてご覧ください。
(参考)
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り相場 |
---|---|---|---|---|
12SR | 2010 | 2WD | 170.8万円 | 7.0万円 |
12ボレロ | 2010 | 2WD | 146.8万円 | 4.0万円 |
12ラフィート | 2010 | 2WD | 143.3万円 | 4.0万円 |
14S FOUR | 2010 | 4WD | 134.0万円 | 2.0万円 |
ボレロ | 2010 | 4WD | 166.5万円 | 5.0万円 |
14G FOUR | 2010 | 4WD | 158.5万円 | 4.0万円 |
15G | 2010 | 2WD | 141.8万円 | 2.0万円 |
15E | 2010 | 2WD | 139.5万円 | 2.0万円 |
マーチとリッターカーの現状
「パッソ」「トール」の登場で注目を集める1.0Lクラス
すでに1.0L車はないのですが「マーチ」もリッターカーと呼ばれることがあります。
1.0L車が少なくなったこともあるのですが、1.3~1.5Lのコンパクトカーに比べてさらに小型で安価なクラスということで「マーチ」「ミラージュ」も入るという訳です。
燃費西濃の向上したコンパクトカーや、上質になった軽自動車の間で消滅の危機でもあったリッターカーですが、2016年にはいってダイハツの「ブーン」とOEM車のトヨタ「パッソ」が大ヒットして状況が一変、さらにダイハツからプチバンの「トール」とOEM車のトヨタ「ルーミー/タンク」とスバル「ジャスティ」が1.0Lエンジンを搭載してデビューしたことで注目を集めています。
これまで軽自動車並みの価格を売り物にして、軽ユーザーの代替を期待して上手くいかなかったのですが、今回は決して安くない価格でありながらも軽自動車ユ-ザーが納得する機能性と居住性を提供し、軽からの代替だけではなく、エントリーカーとして軽自動車と争える内容になったことと、トヨタが子会社化したダイハツに企画・設計を一任し、販売だけに本腰をいれたことが大きな要因といえるでしょう。
しかし、トヨタ一強では発展は難しく、今後「マーチ」や次期型はプラットフォームを共有するであろう「ミラージュ」がどのような変貌をとげるかで、国内のリッターカー市場の将来が決まるはずです。
マーチの特徴とモデルの推移
2010年に8年半ぶり、3度目のフルモデルチェンジを受けた「マーチ」は、国内ではなく、タイ日産で生産されています。
低重心化とタイヤを四隅に配列したデザインとしたことでリアトレッドを拡大し、コンパクトでありながら踏ん張り感のあるプロポーションとしています。
エンジンは軽量・コンパクトで優れた燃費効率を持つ新開発の1.2Lエンジンに変更となり、「新世代エクストロニックCVT」を全グレードに採用、アイドリングストップ機構も採用しています。
基本グレード以外に上級装備で、フロントフェイスのデザインが異なる「ボレロ」や、スポーツチューニングされた「ニスモ」も設定されています。