エルグランドのカスタム~大柄なボディでも走れる車に
2014/12/30
初代エルグランドは1997年に貼るバイされている。現行モデルは3代目になり、2010年から市場を継承している。タイプとしては5ドアの高級ミニバンになる。
サイズと重量は、全長4915㎜、全幅1850㎜、全高1805~1815㎜、重量1900~2080㎏となっている。
駆動方式はFF/4WDで、サスペンションはフロントがストラットで、リアがマルチリ採用している。エンジンはVQ35DE 3.5リッター V6 280psとQR25DE 2.5リッターストレート4 170ps
がラインナップされている。トランスミッションは全車種エレクトリックCVTを搭載している。
ミニバンとしてはドライバーズカー寄り
ミニバンとしてはドライバーズカー寄りのセッティングで、あらゆるシチュエーションで結構走りやすい。
こうなるともっと早く走りたくなるものなので、チューンをしてみたくなる。これはタウンユースでの乗り心地を少し犠牲にして強化サスを組み込み、ボディー剛性の強化をすると達成できる。
強化サスはダンパーとキットになっているタイプと、強化スプリングとダンパーを別々にそろえるタイプがある。どちらにしてもバネをあまり硬くしないで、強化スタビライザーと強力なダンパーの減衰力との相乗効果でロールスピードをコントロールしたほうが、乗りやすいし速く走れる。
ロールしきる前にコーナーを抜けてしまうというセッティングを目指して、バネとダンパースタビライザーを選ぶようにしていただきたい。
次にサブフレームと基本構造であるボディーの結合度を強化して、アンダーフロアーの前後にブレーズを入れれば、ソリッドで一体感のある車体にできる。
これでサスがほぼ設計値通りに動くので、タイヤが路面をトレースする能力が絶対的に高まり、結果的にノーマルとはレベルの違う高いレベルのハンドリングを得ることができる。
サスの強化とボディー剛性の補強は高い満足感を得ることができるので、おすすめをしたいカスタマイズになる。。
2t超えの車重を受け止めるブレーキ
2tを超える車重を受け止めることは、ブレーキにとって過酷なことなのだ。タウンユースや高速巡航時には出てこないことも、ワインディングでは当たり前のように出てくる。
特に長いくだりのワインディングでの連続使用になると、怖い思いをすることになるケースが出てくる。
これを変えるのだが、まず対向4ポッドの高剛性キャリパーにして、耐フェード性の高いパッドを入れる。そうしておいて高沸点タイプのフルードに交換して、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを使うと、ノーマルでは感じられないほどの高い信頼感と安心感を得られる。
強化サスとボディー剛性の強化、そしてこのブレーキの強化はひとつのパッケージとしてとらえて、同時にカスタマイズすることをおすすめしたい。
ヘビー級を動かすエンジンをチューニング
3.5リッターでも少し重いなと感じるのだから、2.4リッターではかなり重く感じる。CVTのセッティングがうまいせいかそこそこ走るのだが、やはり瞬発力には不満が出てくることは仕方がないところだ。
吸排気系の高効率化をしておき、高圧コードも効率のいい通電をするものに交換する。この時の中点としてはマフラーの中間パイプの径があまり太いと、いわゆるヌケが良すぎて低速トルクがスカスカになることもあるので、選び方には注意が必要になる。
この吸気の仕様に合わせて燃調を取り直す意味と、空き領域をつかえるようにするためにロムを書き換えれば、体感できる程度のパワーとトルクを手に入れることは可能になるからおすすめをしておきたいカスタマイズになる。
エアロでビジュアルをアップ
外見はかなり大柄でデザイン的にも押し出しが効くので、エアロが作るビジュアル的な効果も大きい。イメージに合うキットを取り付けて、インチアップホイールと調扁平タイヤで、まとめると、かなり凄味のあるビジュアルになる。
ホイールはスポークタイプがおすすめで、ブラックメッキなども凄味のあるイメージを出してくれる。ただしクロームメッキはあまりおすすめはできない。
インテリアはかなり豪華なので後席から見られる液晶モニターや、夜間の乗降に便利なLEDフットライトを増設するぐらいでいいと思う。
その他のアクセサリーもたくさんあるので、品が悪くならない範囲で選んで楽しんでいただきたいと思う。