ジュークのカスタム~エアロでラリーカー風味に
ジュークはニッサンが製造販売をする、コンパクトSUVにジャンル分けをさせる車だ。斬新なデザイン性と、「R」バージョンという中身がほぼGTRを移植した超スポーツバージョンがあったりなど、面白い位置づけになっている。
サイズと重量は、全長4135~ 4165mm、全幅1765 ~ 1770mm、全高1550~1570mm、重量1170~1400kgとなっている。
駆動方式はFF/4WDで、エンジンはNAのHR15DE 1.5リッターストレート4と、直噴ターボのMR16DDT 1.6リッターストレート4の2機種がラインナップされている。
サスペンションはフロントがストラットで、リアはFFがそーションビーム、4WDがマルチリンクを採用している。
少し腰高感が残る足を変える
高速での安定性は高く破綻はないのだが、ワインディングでは限界点寄りかなり早い時期に腰高感を感じるので、対処したい。
ノーマルでもやや硬めのサスなのだが、今少しバネレートを挙げてやり、強化スタビライザーを入れて減衰力の高いダンパーと組み合わせるといい結果が出る。ロールスピードのコントロールができるので、ロールしきらないうちにコーナーを抜けることができるからだ。
次にボディー剛性の強化をするのだが、サブフレームと基本構造のボディーの締結を強化して、ソリッドな一体感を出すと、サスが設計値に近い働きをするのでタイヤを路面に貼り付かせる能力が飛躍的に上がる。できればアンダーフロアーに補強材を入れて、縦方向の動きを矯正すると、なおこうかは高まる。
これでノーマルとは全く違うハンドリングを得ることができ、コーナーへの突っ込みやコーナリング中の微舵修正もかなり楽になる。運転が楽しい車にすることができるので、ぜひおすすめしておきたいカスタマイズになる。サスの強化とセットでやった方が効果は高い。
ミドル級の重量を受け止めるブレーキにする
ノーマルの場合でも不足はないのだが、やはりワインディングの連続した下りで使い続けると、かなり不安が残る。一因はミドル級に達する重量にもあるので、これをしっかり受け止めるブレーキにしたい。
対向4ポッドの高剛性キャリパーは必須になり、耐フェード性の高いパッドに交換をしてから、高沸点タイプのフルードを入れて、ステンレスメッシュで補強をしたラインを使えば、ノーマルでは考えれれないタフなブレーキにすることが可能になる。
かなり高温になっても安定してパッドをローターに押し付けてくれるし、高熱と高圧がかかってもラインが膨張・変形することはほとんどないので、安心して思い切り踏むことができる。
この高い信頼感がドライバーに与える影響は大きく、かなりハードな局面でも落ち着いてブレーキングができるので、安全にも貢献ができる。
強化サス、ボディー剛性の補強と一緒にやると、本当に満足度の高いカスタマイズになるので、ぜひおすすめしておきたいカスタマイズになる。
エアロでドレスアップしダカールラリーのマシーンを目指す
オンロード仕様なのだが、イメージをダカールラリー出場車(ジュークは実際には出ていないが)に求めたい。
エアロキットプラス、フロントのアンダーガード・サイドバー・リアバンパーステップガード・マッドガードなどで武装をすると、何となくイメージが湧いてくるから、自己主張ができる。
あとはシートをバットタイプのスポーツシートにすると、絶対的にホールドがよくなるから、ドライビングが楽になる。シートベルトを幅広でカラフルなものに替えると、さらにイメージは高まるのでおすすめをしておきたい。
エンジンは吸排気系を高効率化
NAは吸排気系の高効率化と、燃調を取り直す意味と空き領域をつかえるようにする意味で、ロムの書き換えをすると、体感できる程度のパワーとトルクを得ることができる。
ターボは吸排気系の高効率化をしてから、ブースト圧を上げるキットを使うか、タービンユニットをそっくり交換すると、かなりハイパワーを得ることができる。この場合も燃焼温度が高温になり過ぎないように、燃調はしっかり取り直す必要があるので、要注意だ。
エンジンをやっておくと、とくにターボの場合はかなり贅沢にパワーをつかえるので、ドライビングにも余裕が出てくる。おすすめをしておきたい、カスタマイズになる。