RVRの中古車買取価格
RVRの買取相場と新車の値引き情報をディーラーのセールスマンを10年以上勤めた元ディーラーマンの視点からアドバイスします。
RVRの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
クロスオーバーSUVが活況を帯びている現在でも、「RVR」の新車販売は低迷しており、下取られる数自体が少なく、相場価格も個体差が多いために変動幅があります。
これまで小型SUVに限ればその種類も少なく「RVR」もそれなりに需要がありましたが、他の車種が出回り始めるとやはり人気の面で差が付き、売りづらい車種になっているようです。
しかし、下取り相場の価格を見る限りにおいてはクロスオーバーSUV人気もあってまずまずの数字と言っていいでしょう。
しかし、デビューからかなり経つトヨタの「RAV4」と比較すると、新車価格の以上に差を付けられており、同クラス内での相場としては高いとは言えません。
現在、ホンダ「ヴェゼル」などが多く市場に出始めており、また、トヨタの新型SUVの登場で多くのSUVが下取りされてくると、新車の人気がそのまま中古車でも影響を与えるようになり、かなり厳しい状況かも知れませんが、同車のフルモデルチェンジもしくは三菱から新規の車種が出るまでは大きな変動はないと思われます。
そのモデルチェンジ時期は2019年以降とされています。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
M | 2015 | 2WD | 189.0 | 126.0 |
2013 | 2WD | 189.0 | 96.0 | |
2010 | 2WD | 183.0 | 56.0 | |
M | 2015 | 4WD | 210.0 | 145.0 |
2013 | 4WD | 210.0 | 110.0 | |
2010 | 4WD | 208.0 | 96.0 | |
ローデストG | 2015 | 2WD | 236.3 | 169.0 |
2013 | 2WD | 236.3 | 131.0 | |
ローデストG | 2015 | 4WD | 257.2 | 192.0 |
2013 | 4WD | 257.2 | 117.0 | |
比較車種 | ||||
トヨタRAV4スタイル | 2015 | 2WD | 204.7 | 157.0 |
2013 | 2WD | 204.7 | 117.0 | |
2010 | 2WD | 209.5 | 92.0 | |
ホンダCR-V20G | 2015 | 2WD | 238.0 | 199.0 |
2013 | 2WD | 238.0 | 170.0 | |
ZL | 2010 | 2WD | 235.2 | 99.0 |
クロスオーバーSUV及び三菱製SUVの下取り相場
クロスオーバーSUVブームと言われ、たしかに数年前から比べると車種も多く、今後も新規機種の登場が続きそうではあります。
しかし、新車販売においてはそれほど売れているわけではありません。
台数が多いのはホンダの「ヴェゼル」ぐらいで、他は目立つような販売台数に至っていません。
どちらかというと、販売が伸び悩む他クラスから利幅の大きいクロスオーバーSUVに置き換えられた程度といっていいでしょう。
下取りにおいてはブームといわれる前から非常に高い相場になっており、新車とは異なりブームによる変動は少ないのです。
特に四駆専門の買取店では下取り相場以上に高い価格が期待出来、社外パーツが取り付けてあっても、それなりの価格を上乗せしてもらえるようです。
三菱のSUVと言えば、「パジェロ」や「アルトランダー」といったところがメインになります。
「RVR」はその中では小排気量ということのあり、クロスオーバーSUVというよりもコンパクトカーという位置付けに近いために、三菱ファンからも評価が低く、それでいて一般には硬派なイメージが付きまとうと言う中途半端な存在になっています。
モデルが古いということもあって、最新のクロスオーバーSUVとしての条件である低燃費性能が物足りなく、パフォーマンスも飛び抜けていないため新車での人気は非常に厳しいものになっています。
しかし、中古車としてみると、古臭さは感じられず、大きさも手頃で取り回しも良さそうに思えます。
「ローデスト」などは最新のライバルにひけを取らない装備内容であり、中古車で購入するなら絶対に狙いたい車種ではないでしょうか。
RVRの特徴とモデルの推移
2010年2月、先代モデルの生産修了から約7年間の時を経て、アウトランダーのコンポーネンツを流用したコンパクトSUVとして復活し発売開始された。
エンジンには1.8リットル「MIVEC」DOHC・16バルブエンジンの4B10型、ミッションには「INVECS-III」6速スポーツモードCVTを採用。
後に4J10 1.8L 直列4気筒SOHC16バルブを採用するが、SOHCでありながら従来のDOHCエンジンと同等の性能を持ち、さらにAS&Gと組み合わせることで、低燃費化しも貢献している。
標準車とエアロ仕様の特装車「ROADEST(ローデスト)」 を設定する。
4WDシステムには、「アウトランダー」や「デリカD:5」と同じく電子制御4WDを採用している。
燃費の良い「2WD」、路面状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を適切に配分する「4WDオート」、強力なトラクションが得られる「4WDロック」の3モードを選択することができる。
2015年4月の一部改良において、ベーシックグレードの「E」が廃止されるなどグレードを整理、標準車とローデストともに「G」と「M」に集約された。