ギャランフォルティスの買取相場と値引き交渉のポイント
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ギャランフォルティスの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
セダン人気が低迷して、新車販売同様中古車市場でも一部の高級車を除いて、需要は少なくなっている。したがって、下取り価格も人気のハッチバックのようにはいかない。しかし、スポーツタイプは別のようだ。特に三菱製スポーツタイプのアイコン的存在の「ラリーアート」は人気があり、下取り相場も高値で推移している。「ランエボ」ほど本格的ではなく、使い勝手もいい「ラリーアート」は固定ファンも多く買取り専門店でもよい価格が付きやすい。しかし、社外パーツなどを装着していたり、走行距離の多い車両も多く、下取り査定は念入りに行われる。大きな差はないが、「スポーツバック」よりはセダンの方が若干相場が良い方向だ。
買取参考価格表
車種 グレード | 駆動方式 | 年式 | 新車価格(万円) | 下取り参考価格(万円) |
---|---|---|---|---|
エクシード | 2WD | 2014 | 175.0 | 79.0 |
2WD | 2010 | 167.0 | 45.0 | |
2WD | 2007 | 170 | 24 | |
スーパーエクシード | 2WD | 2014 | 195.0 | 92.0 |
2WD | 2010 | 191.0 | 58.0 | |
2WD | 2007 | 185.0 | 28.0 | |
スーパーエクシード | 4WD | 2014 | 219.0 | 109.0 |
4WD | 2010 | 211.0 | 71.0 | |
4WD | 2007 | 222.0 | 37.0 | |
ラリーアート | 4WD | 2014 | 286.5 | 216.0 |
4WD | 2010 | 286.0 | 127.0 | |
4WD | 2008 | 284 | 80 |
ギャランフォルティスの新車値引情報
競合させるライバルのセダンは、マツダの「アクセラ」、トヨタの「プレミオ/アリオン」、日産「ティアナ」そしてスバルの「レヴォーグ」など意外と多いが、値引き交渉を有利にする目的には効果は少ない。各車ともに「ギャランフォルティス」より商品力があり、値引きで差をつけずとも勝てると思うからだ。したがって、交渉過程においては、他にも候補があることをものめかす程度で十分ではないか。ディーラーにとっても非常に貴重な客であり、値引きさえ納得させられれば購入するという意欲を示すのが大切になる。「ラリーアート」だけは少し厳しいかも知れない。
値引き目標 34~36万円
ギャランフォルティスの特徴とモデルの推移
5ナンバーサイズの4ドアセダンとして2007年8月に発売開始。国外ではランサーの名称で販売されており、同じプラットフォームにハイパワーモデルの「ランサーエボリューションX」として販売するために「ギャラン」としては認識しずらいが、三菱の国内のラインナップからミドルセダンやアッパーミドルセダンの穴が開いていることから、唯一のミドルサイズサデンとして「ギャラン」の名称を継承させている。
現在では珍しくなった、フロントの逆スラントノーズのデザインを持つが、全体的にオーソドックスなセダンデザインとパッケージングになっている。、
エンジンには、当初4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ MIVECのみの設定。ラリーアートモデルには、4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ MIVEC ICターボを採用。その後4B11に変わり4B10 1.8L 直列4気筒DOHC16バルブ MIVECに変更。現行モデルにはAS&Gを搭載した4J10 1.8L 直列4気筒SOHC16バルブ MIVECを採用しINVECS-III 6速スポーツモードCVT と組み合わされる。
四輪駆動システムには、電子制御4WDを採用している。燃費重視の「2WD」、路面状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を適切に配分する「4WDオート」、強力なトラクションが得られる「4WDロック」の3つのモードをダイヤル式のドライブモードセレクターで切り替えることができる。また、 ラリーアートにはAWCを採用し、ACDに加え、フロントにはヘリカルLSD・リヤに機械式LSDを装備している。前後駆動力配分を50:50に設定し、電子制御クラッチにより前後輪間での差動制限をフリー状態から直結4WD状態までコントロールできる。
2008年12月にはハッチゲートを備えたファーストバックモデル「ギャランフォルティススポーツバック」が発売されている。2011年10月のマイナーチェンジでは、「RALLIART」を除く全車に新開発の4J10型MIVECエンジンとアイドリングストップシステム「オートストップ&ゴー(AS&G)」を搭載したことで燃費を向上。 メーカーオプション設定されているMMCSは高解像度・高精細WVGAモニターを搭載した多機能メモリーナビゲーションなどで構成される新型に更新された。
「ギャランフォルティス」のフルモデルチェンジは2014年とされている。次期「ギャランフォルティス」は小型化されることが明らかになっており、全長4.4m前後になるとされている。現行モデルはセダンが4570mm、であるから、相当なダウンサイジングと言える。そして、エクステリアデザインは現行ミラージュの流れを汲むものになるとされている。
エンジンも小さくなり、排気量としては新開発1.5Lエンジンが投入され、国内向けには現行RVRに搭載されている1.8Lエンジンも設定されるはず。