RVRの買取相場と値引き交渉のポイント
RVRの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
新車販売が低迷しており、下取られる数自体が少ないので、別表の価格も個体差が多く、参考程度にしていただきたい。小型SUVに限れば人気がもともとあり、新車では割高で手が出せなくても、中古車で価格が手ごろなこのクラスは買取専門店などでも高い相場がある。その割に車種が少ないのも、同車にとって好都合となっている。今後ホンダ「ヴェゼル」や発売が予定されるマツダの「CX-3」など、新規車種の下取りとして同車が多く出回ることも予想され、「RVR」自体のモデルチェンジも含めて、手放すタイミングに注意が必要となる。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 新車価格(万円) | 駆動方式 | 下取り参考相場(万円) |
---|---|---|---|---|
E | 2014 | 176.0 | 2WD | 122.0 |
2010 | 170.0 | 2WD | 84.0 | |
M | 2014 | 189.0 | 2WD | 129.0 |
2010 | 183.0 | 2WD | 89.0 | |
M | 2014 | 210.0 | 4WD | 164.0 |
2010 | 206.0 | 4WD | 101.0 | |
G | 2014 | 213.3 | 2WD | 157.0 |
2010 | 208.3 | 2WD | 139.0 | |
G | 2014 | 234.2 | 4WD | 167.0 |
2010 | 233.3 | 4WD | 151.0 | |
ローデストM | 2014 | 219.0 | 2WD | 149.0 |
2011 | 213.0 | 2WD | 118.0 | |
ローデストM | 2014 | 240.0 | 4WD | 186.0 |
2011 | 238.0 | 4WD | 134.0 |
RVRの新車値引情報
1.8Lの「RVR」のライバルとされるクロスオーバーSUVとしては、「スバルXV」「日産ジューク」「ホンダ ヴェゼル」と強力な車種が多い。ここに「マツダCX-3」も加わる。ひとつ上の「CX-5」や「エクストレイル」とのちょうど中間で、中途半端な設定なのも販売に苦戦する理由の一つだろう。燃費が良く取り回しのいいコンパクトクラスでもなく、広くて豪快なイメージでもない、この「RVR」を購入するからには、納得のいく値引きが求められる。
例えば4WDモデルの中間グレード「M」は228万円なのだが、同じ「M」でもお馴染み「ROADEST」 は56万円高。これを「M」の価格で購入したいと交渉してみたい。すんなりいくとは思えないが、絶対に購入する条件をこちらから提示することで、交渉の主導権を持つことが出来る。どこまで歩み寄ってくれるかは責任持てませんが。リセールバリューのいいのはやはり「ROADEST」 。意外と4WDにはこだわらなくてもいい。
値引き目標 35~40万円
前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
2002年に発売を終了している全モデルはさすがに下取り価格は消滅しているが、中古車販売店の店頭には時折その姿が見受けられる。SUVではあるが、比較的おとなしいデザインであるため、日常の足として使われることも多く、人気のあるツートンカラーの程度の良いものが流通しているようだ。買取り専門店を利用すれば意外な価格が付く可能性もある。
RVRの特徴とモデルの推移
2002年に生産を終了した前モデルから約7年を経て、2010年2月に現行モデルが発売された都市型クロスオーバーSUVである。「アウトランダー」や「デリカD:5」と同じく電子制御4WDを採用している。電子制御4WDは燃費のよい「2WD」、路面状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を適切に配分する「4WDオート」、強力なトラクションが得られる「4WDロック」の3モードを選択することができる。
エンジンは当初の直列4気筒1.8リッター4B10型のDOHCから、2011年に環境性能を向上させるとともにに4J10型のSOHC仕様に変更され、同時にAS&G(アイドリングストップ機構)を採用したことなどによって燃費を向上させた。 2012年12月には内外装のデザイン変更や足回りのチューニングの変更などを実施した。
エクステリアはSUVらしい力強さと同時に、メッキモールを多用することなどによって見栄えの良い外観とした。インテリアも質感を高めている。
次期「RVR」として「東京モーターショー2013」にて発表された「コンセプトXR-PHEV」がベースデザインとなりそうだ。エクステリアは地上高こそSUVらしく、高めの設定になっているが、全体のシルエットは今はやりのクーペルックで、「レンジローバー・イヴォーグ」を連想させる。1.1L直列3気筒直噴ガソリンターボをメインとするプラグインハイブリッドで、「アウトランダー」に採用されているPHEVをダウンサイジングし、リアモーターを省くFFシステムになっている。1.1Lエンジンは新開発となり、かなり力の入った開発だが、今後の三菱車の中核となるパワーユニットになるはずだ。次期「RVR」もクロスオーバーSUVであるから、4WDモデルもラインアップされ、1.5Lクラスのパワーユニットであればマツダの「CX-3」とともに、「ヴェゼル」に対抗するモデルとなり、 2015年の発売を予定している。