ビアンテの買取相場と値引き交渉のポイント
ビアンテ下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
ミニバン需要も定着して、下取り相場も、軽自動車、SUVと並ぶ高い水準。その中では厳しい相場なのが「ビアンテ」。「ノア/ヴォクシー」「セレナ」「ステップワゴン」並みとはいかない。新車販売が不振だと、大幅値引きを繰り返して下取り相場を崩すのがマツダのお家芸ともいえ、最新の車種は新車時の評判も良く、徐々にその悪習も少なくなったが、「ビアンテ」はまだその渦中にある一台だ。今後はSKYACTIV搭載モデルが中心となるが、大きな変動はない予想だ。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 新車価格(万円) | 駆動方式 | 下取り参考相場(万円) |
---|---|---|---|---|
20CS | 2013 | 208.0 | 2WD | 104.0 |
2011 | 208.0 | 2WD | 98.0 | |
2008 | 209.4 | 2WD | 80.0 | |
グランツ | 2013 | 244.7 | 2WD | 167.0 |
2011 | 244.7 | 2WD | 147.0 | |
23S | 2013 | 262.8 | 2WD | 137.0 |
2011 | 262.8 | 2WD | 116.0 | |
2008 | 252.3 | 2WD | 94.0 | |
20S | 2013 | 230.5 | 4WD | 175.0 |
2011 | 230.5 | 4WD | 130.0 | |
20CS | 2008 | 236.9 | 4WD | 95.0 |
ビアンテ新車値引情報
「ビアンテ」は、同クラスのミニバン「ノア/ヴォクシー」、「セレナ」、「ステップワゴン」と競合させるので大幅値引き可能でしょう。そうでなくとも、ミニバンブームにも乗り切れず、厳しい販売状況の「ビアンテ」は、価格次第では購入の意思があることを伝えることが出来れば、乗り出しから魅力的な条件が出てくる。上記の競合車種に関しては、真剣度合を示すために利用したいので、出来れば見積もりを取っておきたいが、「ビアンテ」ほどの思い切った条件は出ないだろう。
さらに、在庫状況によっても大きな差があるので、お買い得車の情報も必要になる。「デミオ」の登場で活気付くマツダディーラーの展示会などが営業マンのテンションもMAXなので決着も早いでしょう。
値引き目標 40~43万円
ビアンテの特徴とモデルの推移
2008年7月、同社の「プレマシー」をベースに新しいミニバンを開発し誕生した。このクラスは基本的に「5ナンバー」となる全幅がほとんどだが、「プレマシー」をベースにした「ビアンテ」は全幅を1クラス上のミニバンに迫る1,770mmとした。結果、クラストップの室内空間を確保した。3列シート、両側スライドドア、多彩で独自のなシートアレンジを持つ。
「ビアンテ」の特徴はなんといっても歌舞伎の隈取を意識したというそのフロントデザインだ。Aピラーからブラックアウトを施し、サイドウィンドーやリヤウィンドーまで回り込み、まるでフロントライトがボディを回り込んだ様なデザインで構成されている。そして、マツダ車の特徴とも言える逆ペンタゴングリルを通常より低い位置に配置している。
また、インテリアは広さだけではなく扱いやすさにもこだわっている。シートは後方へ行くに従ってヒップポイントが高くなるようにレイアウトされ、どのシートに座っても開放的な前方視界が得られる。また、シートアレンジについても「リビングモード」、「ウォークスルーモード」、「ラゲッジモード」と用途に応じたシートアレンジが可能である。2列目シートはベンチにもキャプテンにもなるものである。これは左右に分かれたキャプテンシートを中央に寄せることで、3人掛けを可能にしているため狭く、中央に座る人のためのヘッドレストは備わ
エンジンは当初、2.0L(FFおよび4WD)と2.3Lを搭載し、トランスミッションは、FF車には5速ATを、4WD車には4速ATを採用していた。その後、2.0L・FF車の「i-stop(アイドリングストップ機構)」搭載車を設定。
2013年のマイナーチェンジでSKYACTIVを導入、パワートレインを刷新し、PE-VPS型2.0L高効率直噴エンジン「SKYACTIV-G2.0」と高効率6速AT「SKYACTIV-DRIVE」を搭載したことで燃費を向上させた。
「ビアンテ」のフルモデルチェンジについては、2015年とされる。しかし、同じミニバンに属する車種が「プレマシィー」「MPV」と複数あるマツダのラインナップは整理されるのも事実だ。輸出車両との兼ね合いと、クラス別の統合が行われるため、「ビアンテ」と「プレマシィー」が統一、あるいは新しい名称が与えられると見られる。搭載されるエンジンにSKYACTIV-D2.2が採用されるので、どちらも十分な走行性能と商品力を持つことになるはずだ。