ロードスターの中古車買取価格
目次
ロードスターの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
これから問われる真価
発売間もない現行車種は、まだまだ下取り相場は安定していませんが、人気は上々であり、下取り価格も高いことは間違いありません。
しかし、初代ロードスターの大ブームの時とは様相は異なり、新車価格を上回るような下取り価格は望めません。
当時と状況が違うのは、「トヨタ86」などのスポーツモデルや軽オープンの「コペン」や「S660」の存在が大きく、スポーツカーといっても、選択肢が非常に多くなっている事が挙げられます。
それでも「86」よりかなり高い価格を示しており、1年経過したモデルの価格は新車価格とほとんど変わらないほどで、リセールバリューの高さは健在といえます。
今後はリトラクタブルハードトップ車の追加設定などがあると、現在のソフトトップ仕様に多少の影響が出ることも予想されます。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
S | 2016 | 2WD | 231.0 | 171.0 |
2015 | 2WD | 231.0 | 159.0 | |
Sスペシャル パッケージ |
2016 | 2WD | 260.0 | 180.0 |
2015 | 2WD | 260.0 | 162.0 | |
RS | 2016 | 2WD | 296.0 | 247.0 |
2015 | 2WD | 296.0 | 234.0 | |
比較車種 | ||||
86G | 2016 | 2WD | 237.0 | 166.0 |
2015 | 2WD | 237.0 | 156.0 | |
WRX2.0GT アイサイト |
2016 | 4WD | 310.0 | 262.0 |
2015 | 4WD | 310.0 | 255.0 |
前モデルの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
驚異的な相場維持力
「ロードスター」のリセールバリューを語るには、この前モデルやあるいは初代モデルを見ると分かります。
前モデルは10年以上前の2005年から発売されており、その年式でも50万円前後の下取り相場を維持し、200万円全戸の車種としては驚異的な相場を維持しています。
さらに、買取り専門店などではかなりの高額で買取られるケースが多く、初代モデルであっても、状態さえ良ければ高額での買取りも期待出来るリセールバリューの「モンスター」でもあるのです。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
RS | 2015 | 2WD | 250.0 | 202.0 |
2010 | 2WD | 247.6 | 112.0 | |
2005 | 2WD | 238.0 | 48.0 | |
RS RHT | 2015 | 2WD | 274.0 | 232.0 |
2010 | 2WD | 272.3 | 137.0 | |
比較車種 | ||||
WRX2.0GT アイサイト |
2015 | 4WD | 310.0 | 255.0 |
インプレッサWRX STi | 2010 | 4WD | 351.0 | 191.0 |
2005 | 4WD | 324.0 | 109.0 |
ロードスターの人気と現状
人気と販売台数が釣り合わないスポーツカー
・マツダ ロードスター 421台
・トヨタ86 500台
・スバルBRZ 103台
・スバルWRX 665台
・ホンダS660 1037台
・ダイハツコペン 454台
これは自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が公表した2016年6月度の販売台数です。
自動車業界や熱心なマニア、そして自動車メディアが大々的に取り上げ、盛り上がっているスポーツタイプの販売台数は、実はこの程度なのです。
もちろんロードスターなどは海外での販売がメインとなっているのですが、国内販売に鍵って言えば、さほど高額でもなく台数もこの程度では、メーカーやディーラーの業績を左右するほどの車種ではなく、良くこれだけ揃ったと感心します。
確かに人気はあります。
中古車サイトなどでも問い合わせ件数や検索件数は常に上位にランクされるのがスポーツタイプです。
また、各メーカーサイトへのカタログ請求もかなりの数になり、人気は確かにあることがうかがえます。
しかし、実際に購入までに至らないのがスポーツカーなのです。
中古車では非常に人気があり、安くなれば手に入れたいと思うユーザーが多くいることがうかがえます。
資金に余裕が無くても欲しくなるのがスポーツカーで、新車が高すぎる設定なのが台数の出ない要因なのです。
もっとも多く売れているのが軽自動車の「S660」であるのも理解できます。
ロードスターの特徴とモデルの推移
2015年5月に発売された現行モデルは、フロントオーバーハングを短く・低くして、人を中心に配置したコンパクトキャビンと合わせて、低くワイドな台形フォルムのボディに、ダウンサイジングされた1.5Lエンジンをフロントミッドシップに搭載。
前後の重量配分を50:50に設定しています。
トランスミッションはMT車に6速直結にして構造をシンプル化・小型化することで軽量化 図ったFR用6速MT「SKYACTIV-MT」を採用。
AT車は6速AT を採用しています。
また、北米ではリトラクタブルハードトップ車の後継モデルである「RF」が発売されており、国内への導入が期待されています。
また、フィアットとの協業において「ロードスター」をベースにした「アバルト124スパイダー」をマツダの本社工場で行い、欧州ブランド車でありながらも国産車という位置付けになっています。