BMW5シリーズのカスタム~剛性を上げ安定したハンドリングに

   

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BMW5シリーズはEセグメントにジャンル分けされる。直接的なライバルとしては、メルセデスベンツEクラス、アウディーA6などになる。

初代モデルは1972年に登場している。現行モデルは2010年に発表され、日本では2011年から先代の市場を継承している。

エンジンはダウンサイジングを目指した結果、535は3.0リッターターボで3.5リッター相当、550は4.4リッターターボで5.0リッター相当としている。

サイズと重量は、全長4910㎜、全幅1860㎜、全高1475㎜、重量1625~1905㎏となっている。駆動方式はFRで、トランスミッションは8速ATと6速MTを、車種によって使い分けて搭載している。サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーンで、リアにはインテグラルアームを採用している。

インテグラルアームサスペンションとは、リアアクスルの上下動を自動制御するエアサスで、積載量や乗車人数に係わらず車高を一定レベルに保ち、操安性に貢献する機構のこと。

よりドライバーズカーに近い足に換える

4輪操舵のインテグレイテッド アクティブ スプリングを採用して、さらにダイナミック ドライビング コントロールも標準装備しているため、誰にでも標準以上の速さは約束されている。これは上級ドライバーには、意志を伝えづらい事も確かなのだ。

アルピナやM仕様、名門チューナーであるACシュニッツアーやハルトゲ、更にはBMWの元ワークスドライバーであったヘルムート ケレナーにより開発されたケレナーズなど、ベンチマークになる製品がラインナップされている。

ベースがエアサスなので、BMWを知り尽くしている各チューナーのパーツで武装することが、失敗をしなくて済む確率が高い。しかし、これらのチューナーをベンチマークにした、国産メーカーの製品も捨てがたいものがある。

国産メーカーの製品にリスクを感じるのであれば、多少高くても名門チューナーの製品をおすすめする。しかし、国産メーカーの製品にリスクを感じないのであれば、それを選択することもいいかもしれない。

どちらにしろ足が決まると、車との意思の疎通は相当やりやすくなる。ドライバビリティーがあがるため、お勧めしたいカスタマイズになる。

動的なボディー剛性を上げる

BMWといえども避けられない弱点はある。モノコック構造である以上、基本構造のボディーとサブフレームのジョイント部分の締結度の強度がそれにあたる。

どうしても避けられない製造上の理由から、締結度が極めて強固であるというわけにはいかないので、ハンドリングには若干だがフィールの問題が出てしまうのだ。

この部分の締結度を強固なものにすると、サブフレームとボディーは一体感のある剛性感を産むことができる。サスペンションは、設計値通りに近いジオメトリーを示してくれるから、タイヤは常にいい状態で路面を掴んでくれることになる。

路面の状況が荒れていようが滑らかであろうが、強い横Gや前後Gがかかった時でも、サスペンションがしっかり働いてくれるから、受けるハンドリングのフィールはノーマルとは違う好フィールを得ることができる。これはリジッドカラーを使うと、案外低コストで手に入れることができる。

満足度の高いカスタマイズになるのでお勧めしておきたい。

スポーティーで重い車に相応しいブレーキにする

ノーマルのブレーキでもその能力に不足はないのだが、もう少しハッキリとした強力なブレーキが欲しくなるシーンは出てくる。

もっと短い距離で思い通りの減速ができることや、連続使用をしたときに少し落ちてくる制動力に不満を感じることや、強烈なストッピングパワーが欲しいと感じることがそれだ。

これに応えるためには車両重量からいっても、フロントには6ポッド、リアには4ポッドの対向タイプの高剛性キャリパーを使うことをおすすめする。

パッドは耐フェード性の高いものを使い、フルードも高沸点タイプに交換。そのうえでステンレスメッシュで補強をしたラインを使えば、ほぼ目的は達成できる。

どんな局面でもパッドを安定して強烈に挟み込むそのフィールは、ちょっとノーマルでは味わえないフィールを提供してくれる。

直線を矢のように駆け抜けてきて、一気にブレーキングをしたときのフィールは、まるで巨人に後ろから襟首を掴まれたような強烈さを味わえる。ぜひおすすめしたい。

このブレーキ強化とサスの強化、そして動的なボディー剛性の強化はパッケージとしてとらえて、同時にカスタマイズすることをお勧めしたい。

エアロとホイールで自己主張

アルピナやM仕様、シュニッツアーにハルトゲ、ケレナーズやレーシングダイナミックなどのエアロキットと、それぞれにコーディネートできるどうブランドのホイールでドレスアップをすると、かなりオシャレな車が出来上がる。

またこれらのメーカーやチューナーをベンチマークにした国産品も、数多くラインナップがあるので参考にしていただきたいと思う。

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