レジェンドの買取相場と値引き交渉のポイント
レジェンドの買取・下取りの価格相場と査定を受ける際のポイントや新車購入時の値引き交渉の進め方などレジェンドの売買についてディーラーのセールスマンを10年以上経験した執筆者がアドバイスをする。
レジェンドの新車値引情報
発売後間がないということもあるが、販売目標300台の車種であるために、大幅値引きをしてまで拡販するつもりのないことから、交渉は厳しい。しかし、ホンダディーラーにとってはこれ以上ない利益車種であり、同車一台で「N]シリーズ数台分の利益が見込めるのも事実。
そこで、地域の主力ディーラーではなく、ホンダの看板を掲げる修理工場や中古車店などの販売協力店を利用するのも手です。利益の恩恵は正規ディーラー以上に大きく、値引きしてでも制約に持ち込みたいと思うでしょう。この場合、値引き交渉はそのテンポとではなく、ディーラーの業販部VS店舗のオーナーという縮図になることが多く、一般的には付き合いの長い店舗オーナーの発言力が大きいので、かなりの無理難題も通り安くなります。値引き交渉の難しい車種の場合には有効な方法で、特にホンダディーラーの少ない地域での利用をお勧めします。
これまでのところ「レジェンド」のリセールバリューは良いとは言えませんが、最先端技術を盛り込んだハイブリッド車になったことで、状況が変わる可能性も期待できます。
値引き目標額 28~30万円
レジェンド前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
前モデルの2012式最終モデルの下取り相場を見ると360万円の下落で、車両価格が高額な車種はその分大きく見えるのは確かです。同車のオーナーはショックが大きいと思われますが、同クラス同価格帯のトヨタ「マジェスタ」や、日産「フーガ」も同じような状況ですので、同車が特別下落が大きいということではありません。
しかし、年式が下がると「マジェスタ」との差が出始め、残念ながら下取り価格は低いと言わざるを得ません。これは新車販売でも言えることですが、最新技術を搭載し、スペックも素晴らしいものがある「レジェンド」ですが、「クラウン」シリーズとの決定的な違いは。高級プレミアムセダンとしての存在感の希薄さがあります。同価格帯で中古車市場で見比べた場合、あまりにも貧弱に見え、「アコード」との区別がつきずらいほどです。これでは需要がないの、お当然で、供給する側も仕入れ値を低く押さえるしかありません。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
レジェンド | 2012 | 4WD | 590.4 | 231.0 |
2010 | 4WD | 590.4 | 210.0 | |
2008 | 4WD | 500 | 75.0 | |
2006 | 4WD | 500 | 30.0 | |
2004 | 4WD | 500 | 24.0 | |
レジェンド I | 2010 | 4WD | 633.3 | 201.0 |
2008 | 4WD | 633.3 | 181.0 | |
レジェンド L | 2010 | 4WD | 576.1 | 201.0 |
2008 | 4WD | 576.1 | 181.0 | |
比較対象車種 | ||||
トヨタ クラウン | 2012 | 2WD | 580.9 | 192.0 |
マジェスタAタイプ | 2010 | 2WD | 580.9 | 192.0 |
2008 | 2WD | 540.0 | 92.0 | |
2006 | 2WD | 540.0 | 67.0 | |
2004 | 2WD | 540.0 | 35.0 |
レジェンドの特徴とモデルの推移
1985年に、ホンダ初のV型6気筒エンジンを搭載し、3ナンバー仕様車も用意されたフラグシップカーとして登場。
北米市場では「アキュラ」チャネルの最高級乗用車として、「RLX」の名称で販売されています。2012年6月に国内セダン需要の縮小に伴って販売不振が続いているため小型車や軽自動車に経営資源の集中を図るために生産を終了した4代目以降、国内での販売は見送られていたが、2015年2月20日にフルモデルチェンジし5代目が発売された。
フロモデルチェンジされた「レジェンド」はハイブリッド千夜車となり、フロントに最高出力314ps(231kW)のV型3.5Lエンジンと、最高出力47psの電気モーター1基を内蔵した7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)をリアに出力37ps(27kW)の電気モーターを左右1基づつ搭載し、システム出力81ps(276kw)、を発生する3モーターハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD」を採用する。また、JC08モード16.8km/Lの低燃費が達成されている。
歩行者への衝突回避を支援する世界初の「歩行者事故低減ステアリング」や、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能等を「Honda SENSING(ホンダ センシング)」として搭載。また、シフトはホンダ初のエレクトリックギアセレクターになり、パーキングブレーキも電子制御式になった。
グレード構成は一車種にみのものグレードで、上記の安全装備や上質なレザー表皮やベンチレーション機能を持つシート、静粛性を高めるアルミホイールやハイエンドホームオーディオで知られるKRELL(クレル)社製の14スピーカーオーディオなども装備される。