ステップワゴンの買取相場と値引き交渉のポイント
目次
ステップワゴンの新車値引情報
「高額値引きも期待できるモデル末期」
トヨタの新型「ノア/ヴォクシー」が好調のため、競合相手には日産「セレナS-ハイブリッド」が有効。かつての王者「ステップワゴン」もモデル末期となり販売は苦戦。販売台数では「セレナ」「ヴォクシー」「ノア」に抜かれ登録車のトップ10から脱落、2月度は「セレナ」の半分ほどまで落ち込んでいる。対する「セレナ」も「ノア」「ヴォクシー」を合計すると大差負けしている状態であり、値引きの拡大は止められない。「ステップワゴン」攻略にはまず「セレナ」を絞ることから始めたい。モデルチェンジが2015年初頭とするなら、秋までが勝負で、限定車の設定にも注目したい。
値引き目標額 37~40万円
ステップワゴンの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
新車の大ヒットの影響で下取り相場は高く推移している。ミニバンの購入層は長く乗り続ける傾向もあるため、中古車市場に十分な台数が出回らないので、さらに拍車がかかる好循環である。同じく人気のミニバンであるはずの日産「セレナ」よりも驚くほど高い相場だ。
下取り相場
G 2WD H25年式(新車価格 208.4万円)下取り参考価格 145万円
H21年式(新車価格 198.9万円)下取り参考価格 113万円
Li 4WD H25年式(新車価格 341.7万円)下取り参考価格 214万円
H21年式(新車価格 329.3万円)下取り参考価格 166万円
ステップワゴンのモデルチェンジ情報
「2015年発売予定の次期ステップワゴンはダウンサイジングターボ搭載。」
次期ステップワゴンのデビューは2015年というのが大方の予想で、2014年中に生産はスタートする。ライバルのトヨタ「ノア/ヴォクシー」がモデルチェンジして、1.8LのハイブリッドTHSⅡ搭載で23.8㎞/LのJC08モード燃費となており、次期ステップワゴンのパワーユニットにも注目が集まっている。
情報では、新開発の1.5Lガソリンターボの搭載が決定しているという。ホンダではハイブリッドに変わる軽量ローコストのシステムとして、欧州では主流になっているこのダウンサイジングターボの開発を進めており、ステップワゴンがその第一弾になるようだ。
燃費は20.0㎞/Lほどで、ハイブリッドにはかなわないが、「ノア/ヴォクシー」NA車の16.0㎞/Lを上回り、尚且つファミリーカーとして手の届く価格が実現出来る。
大ヒットが予想される車種だけに、ただでさえホンダには「フィット」「ヴェゼル」などの販売好調なハイブリリッド車が多く、リチウムイオンバッテリーなどのハイブリッド関連の部品調達の苦労も少なくて済むはずだ。
前モデルの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
現行モデルの高評価に対して、実際の室内スペースや走行性能よりも、他のミニバンに比べて小さく見えることが不人気の最大の理由のこのモデル。モデルチェンジイヤーのH21年式では大きく値を下げている。
下取り相場
B 2WD H21年式(新車価格 191.0万円)下取り参考価格 52万円
H17年式(新車価格 191.0万円)下取り参考価格 21万円
G 4WD H21年式(新車価格 230.0万円)下取り参考価格104万円
H17年式(新車価格 230.0万円)下取り参考価格 45万円
ステップワゴンの特徴とモデルの推移
1996年、それまでの国産ミニバンの主流だったキャブオオーバータイプの商用バンからの流用モデルから一転、乗用車ベースのプラットフォームを活用したFFレイアウトによる低床フロアと、シンプルな四角いデザインを持ち、低価格設設定とともにだいヒットを記録、その後の国内ミニバンのベンチマークとなった。
不人気だった2代目3代目を経て、2009年10月に登場した4代目の現行モデルは、四角い箱型デザインに回帰、5ナンバーサイズいっぱいのゆとりある空間と、開放感あるガラスエリアで再びだいヒット車種となった。
エンジンは2.0LのSOHCに統一、2012年のマイナーチェンジでは、次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の新型CVTを採用するとともに、アイドリングストップシステムを搭載、さらに空力性能の向上等により低燃費を実現している。