フリードハイブリッドの買取相場と値引き交渉のポイント
フリードハイブリッドの買取・下取りの価格相場と査定を受ける際のポイントや新車購入時の値引き交渉の進め方などフリードハイブリッドの売買についてディーラーのセールスマンを10年以上経験した執筆者がアドバイスをする。
フリードハイブリッドの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
目立たないが、根強い人気のある「フリードハイブリッド」。下取り相場は非常に高いと言えます。ただ、2011年式に向けて落ち幅が大きいのも気になります。しかし、ホンダの主力ミニバン「ステップワゴン」も似たような値動きなので、特に悪いということではなさそうだ。「フリード」のNA1.5L車との比較では、確かに高いが車両価格の差以上には感じられず、「フリード」そのものの人気の高さがうかがえる。
2011年登場の「フリードハイブリッド」だが、「フリード」そのものは2008年からのモデル。2015年中のフルモデルチェンジも予定されているが、NA1.5L車に比べて燃費等のスペックが大きく変わるハイブリッド車は、その新型の評価次第では大きく相場が上下する傾向にあるため、所有されてる方で、手放す予定のある場合は注意が必要です。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
ハイブリッド | 2014 | 2WD | 204.6 | 170.0 |
2012 | 2WD | 204.6 | 116.0 | |
ジャストセレクション | 2014 | 2WD | 221.5 | 170.0 |
7人乗り | 2012 | 2WD | 221.5 | 123.0 |
ジャストセレクション | 2014 | 2WD | 218.5 | 170.0 |
6人乗り | 2012 | 2WD | 218.5 | 123.0 |
比較対象車種 | ||||
フリードGエアロ | 2014 | 2WD | 200.0 | 122.0 |
6人乗り | 2011 | 2WD | 200.0 | 99.0 |
ステップワゴンG | 2014 | 2WD | 208.3 | 178.0 |
2011 | 2WD | 198.8 | 103.0 |
フリードハイブリッドの新車値引情報
さて、いよいよ人気の「フリードハイブリッド」にもフルモデルチェンジの情報が見え隠れし始め、現行モデルの値引きの期待が高まります。人気車種だけに思い切った条件が出にくかっただけに、最初で最後のチャンス到来と言っていいでしょう。競合車には同じくフルモデルチェンジの近いトヨタの「シエンタ」がありますが、現行モデルにハイブリッド車の設定がなく、車両価格が異なるため合い見積もりがし辛いことになります。
やはり、「フリードハイブリッド」の最大の競合車種は次期「フリードハイブリッド」ということになりそうです。つまり、「新型を見たい。」という言葉が最大の武器になります。何か月も先の約束よりも、目の前の受注が欲しいディーラーと営業マンにとっては、値引きを拡大してでも現行モデルの販売にこぎつけたいはず。新型の登場を知りつつ、今購入するメリットを具体的に提示してもらいましょう。
リセールバリューとしても「フリードハイブリッド」は高く、新型の登場で弱冠の変動があっても、信頼性のあるシステムを採用する現行モデルが、急激に価値を落とすことはないでしょう。装備の充実した上級グレードなら理想的です。
値引き目標額 25~28万円
フリードハイブリッドの特徴とモデルの推移
ミドルサイズミニバンでは大きすぎると考えているというユーザーをターゲットに、2代目フィットのプラットフォームをベースに開発されて、2008年5月に発売された「フリード」に追加設定されて、2011年10月発売開始された。専用フロントグリルやメッキ+クリアブルーのヘッドライトガーニッシュなどを採用した専用デザインを採用し、1.5L i-VTECとIMAを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。
ECONモード、エコアシストの装備により、JC08モードで21.6km/Lの低燃費を実現。フロントウィンドウに遮音機能付ガラスを追加するとともに吸音・遮音材の追加により静寂性も実現した。また、IMAバッテリーの搭載によるフロア高の上昇をシート脚部の見直しにより抑えたことで、ガソリン車と同等の居住空間を実現した。
「フリード」と「フリードスパイク」のフルモデルチェンジは2015年秋に予定されている。 次期モデルも低燃費のコンパクトミニバンというコンセプトは変わらず、NA1.5Lエンジンと1.5Lハイブリッドエンジンがラインアップされる。1.5LハイブリッドはSport Hybrid i-DCDとなる。直3 1.0LのVTEC-TURBOエンジンが搭載される可能性もあるがトヨタのシエンタも2015年秋にフルモデルチェンジされる予定で、1.5LのTHSⅡハイブリッドシステムが搭載されるのは確実。燃費性能が直接販売に影響するクラスだけに、ハイブリッドを採用する方が妥当と考える。