シャトル(フィットシャトル)の中古車買取価格
目次
シャトルの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
カローラフィルダーを上回る評価
現行モデルの「シャトル」は、ライバルの「カローラフィルダー」を上回る高性能と使い勝手の良さで、新車同様に中古車市場でも評価は高いものがあります。
まだ一年ほどのデータでしかありませんが、下取り相場においても「カローラフィルダー」を大きく上回る高値で推移しているようです。
新車販売では拮抗している両車にこのような差が付くのは、中古車の購買層が、新車のそれよりも若い年齢層であることが考えられます。
シリーズ全体の年齢層が平均で60歳を超えるカローラシリーズの中でも、比較的若いとされる「フィルダー」のユーザーですが、それでも「シャトル」に比べると年齢層は高いようです。
彼らにとっては「バン」でしかない「フィルダー」よりも、ファッショナブルな「シャトル」に目が行くのです。
下取り、買取りではそんな人気をくみ取った価格設定となっています。
ただし、ハイブリッド車に関しては「カローラフィルダー」の評価は高く「シャトル」との差はないようです。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
1.5G | 2015 | 2WD | 156.4 | 126.0 |
1.5G | 2015 | 4WD | 174.4 | 143.0 |
ハイブリッド | 2015 | 2WD | 184.2 | 152.0 |
ハイブリッド | 2015 | 4WD | 202.2 | 168.0 |
比較車種 | ||||
カローラフィルダー1.5G | 2015 | 2WD | 159.2 | 99.0 |
ハイブリッド | 2015 | 2WD | 203.2 | 153.0 |
1.8S | 2015 | 2WD | 192.8 | 122.0 |
前モデル(フィットシャトル)の下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
「フィットシャトル 」の名称であるこのモデルになると、「カローラフィルダー」の方が評価は上になります。
フルモデルチェンジで大きく変わった「シャトル」の評価が高くなるほど、その差が大きくなる前モデルは商品力がかなり見劣りしてしまいます。
であれば「カローラフィルダー」の方が選ばれやすいということもあります。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
フィットシャトル1.5C | 2014 | 2WD | 156.1 | 77.0 |
2011 | 153.3 | 52.0 | ||
1.5C | 2014 | 4WD | 174.8 | 109.0 |
2011 | 170 | 79.0 | ||
ハイブリッド | 2014 | 2WD | 180.4 | 109.0 |
2011 | 176.1 | 65.0 | ||
比較車種 | ||||
カローラフィルダー1.5G | 2014 | 2WD | 159.2 | 90.0 |
1.5X | 2011 | 151.9 | 31.0 |
シャトルとステーションワゴンの人気と現状
2強のみのステーションワゴン市場
実は「シャトル」以外にもステーションワゴンは意外に多いのです。
最大のライバルである「カローラフィルダー」を筆頭に、「日産・ウィングロード」「トヨタ・アベンシス」「スバル・レヴォーグ」「プリウスα(5人乗り)」「マツダ・アテンザワゴン」と多種多様だ。
しかし販売台数を見ると「シャトル」「カローラフィルダー」「レヴォーグ」以外は月販数百台にとどまっており、1.6Lでも300万円に近い「レヴォーグ」を除くと、「シャトル」の競合車は「カローラフィルダー」のみとなります。
かつて「レガシースポーツワゴン」がブームになったステーションワゴン人気は、より低燃費のハッチバックかスペース効率に優れたミニバンにユーザーが流れた結果、ファミリー向けのステーションワゴンとして残ったのが「シャトル」と「カローラフィルダー」です。
特に「カローラフィルダー」はオーソドックスなスタイルを保ちつつ、ハイブリッド車などを投入し、数少ない需要を確実に吸収して生き残ってきました。
そこに挑戦したのが「シャトル」。
燃費を始めとする全てのスペックで「カローラフィルダー」を上回り、従来のステーションワゴンの概念を覆すエクステリアと相まって、ファミリー層に支持を広めました。
「カローラフィルダー」の販売台数はカローラシリーズに含まれているため公表されていませんが、セダンの「アクシオ」より多いとは思えないので、「シャトル」とほぼ同じと見ていいでしょう。
シャトルの特徴とモデルの推移
2015年5月に発売された「シャトル」は、それまでの「フィットシャト」ルの後継車種で、「フィット」とは異なる価値観を与えるために、あえて「フィット」の名を外しています。
ベースの「フィット」と比較して、フロントマスクやインパネなどに独自のデザインを施し、ラゲッジルームも拡大され、5名乗車時で570L、後席を倒した状態で1,141L、最大荷室長は1.840mmを誇っています。
ハイブリッドシステムはEV発進が可能な1モーターシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用し、燃費はJC08モード燃費で34.0km/L、ガソリン車は同21.8Km/Lを達成している。
また、ハイブリッドの5ナンバーステーションワゴンで初の4WD車も設定されており、軽量・コンパクト設計のビスカスカップリング式4WDシステムを採用した。
2016年8月の一部改良では、インテリアライをLED化。
また、ボディカラーを変更。
さらに、「HYBRID X」と「HYBRID Z」は2015年12月に発売された「STYLE EDITION」の特別装備品をすべて標準装備化している。