N-WGNの値引きと下取りの相場情報
N-WGN新車値引情報
今、一番競争の激しいクラスだ。軽規格のために室内寸法も性能も大きく差を付けたり、大幅な性能差もない。したがって、スタイルも価格も燃費さえも横並びのため、販売現場においては、自車のアピールポイントがみんな同じになってしまうのだ。
では値引きはというと利益を限界まで圧縮した軽自動車には多くを望めない。唯一のチャンスがモデルチェンジ直前の在庫車と、モデルチェンジ時の各種対策だ。実質的に値引きと同様の多銘柄対策、下取り対策などが、メーカーと販社から援助される。ユーザーにとっては支払額が減れば何でもいい。
値引き目標額 5~8万円
N-WGNのモデルチェンジ情報
「N」シリーズ第4弾として2013年11月22日に登場した「N-WGN」。室内スペースと取り回しの良さ、そして低燃費という、最も販売台数の出やすいクラスに満を持してのデビューとなった。実質的には従来車種のライフの後継を担うポジションが与えられる。ただし、「N-WGN」発表後も従来型のライフの販売はしばらく継続される。
このクラスでは「ムーブ」「ワゴンR」「デイズ」が僅差の攻防を繰り広げており、ここに「N-WGN」が参戦する形になる。今まではプレミアム軽として、本来は別クラスの「N ONE」が対抗していたが、ガチンコで勝負する”普通”のハイトワゴンである。好調な「N ONE」「N BOX」の販売台数を食わずに、上乗せ出来るかどうかが鍵になる。
また、「無限」製のエアロパーツも順次投入される。
下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
恐らく全国産車中、一番値落ちの少ないクラスであろう。下記にこのクラスの代表的な車種として「ワゴンR」と、価格の近いコンパクトカーを比較対象として並べたが、2年経過時ですでに差が出始めている。人気が出るであろう「N-WGN」も同様かそれ以上の相場になるはずである。
下取り相場例
スズキ ワゴンR FXリミテッド 2WD H23年式 新車販売価格 112.5万円 下取り参考価格 63万円
トヨタ パッソ+Hana Cパッケージ2WD H23年式 新車販売価格 114.3万円 下取り参考価格 53万円
日産 マーチ12X 2WD H23年式 新車販売価格 112.5万円 下取り参考価格 44万円
N-WGNの特徴とモデルの推移
「Nワゴン」とスタイリッシュな「Nワゴンカスタム」 が同時にデビュー。大人4人がくつろげる快適な室内空間を確保しつつ、後席にも乗員を座らせる機会が多く、居住性を優先する傾向がある軽ハイトワゴンだが、広いラゲッジ容量が必要になるシーンも出てくるために、リアシートは前後に200mmスライドする方式を採用。リアシートを後端まで下げると、前後席の距離がハイトワゴンでトップクラスの1110mmとなる。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによって生み出される、リアシート下のスペースを効率的に利用し、スライド量20㎝の「スライドリアシート」や底の深い大きな「床下収納室アンダーボックス」を装備している。
「Nワゴンカスタム」は「N BOXカスタム」によく似たフロントフェイスを採用し、専用パーツや専用インテリアで存在感を示している。
パワートレーンは他のNシリーズ同様S07A型 直列3気筒DOHC の自然吸気&ターボとCVTを採用しているものの、“全面刷新”と呼べるレベルで各部をリファインし、軽ハイトワゴントップのパワーを実現するとともに、日常でよく使う50km/hまでのスムーズな加速を徹底追求し、優れた低燃費も実現 させた。
また、CVTも、CVTフルードウォーマーの採用などで燃費性能を高めつつ、走行性能との両立を図り、さらなる軽量化も達成。
空気抵抗の低減や全高が高いハイトワゴン形状でありながら、空気の流れをスムーズにするデザイン処理やパーツの採用により、走行中の空気抵抗を低減。
クラストップのパワーを誇りながらも29.2km/LというN-ONEを2.2km/L上まわるJC08モード燃費を達成させた。
安全性能では、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、ヒルスタートアシスト機能、エマージェンシーストップシグナルなどを全車標準装備。あんしんパッケージとして、「シティブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ)も採用している。
価格は「N-WGN」が113万1000円から、「N-WGNカスタム」が133万5000円からとなっている。