ストリームのカスタム~低重心ミニバンをシャープに
ストリームはホンダが製造・販売をするミニバンのカテゴリーに入る車だ。大型ボディーにオデッセイを嫌う人向けに2000年に、発売が開始された。
現行モデルは2代目となっていてサイズ重量は、全長4570㎜、全幅1695㎜、全高1545~1570㎜、重量1350~1490㎏となっている。
駆動方式はFF/4WDで、サスペンションは全車種フロントがマクファーソンストラットで、リアはダブルウィッシュボーンを採用している。
エンジンはR20A 2.0リッター ストレート4 SOHC i-VTECと、R18A 1.8リッター ストレート4 SOHC i-VTEC がラインナップされている。トランスミッションは、5速AT/CVTが車種によって使い分けられている。
スポーツワゴンのような走りをさらに高める
初代からの低床・低重心設計はさらに磨きをかけられ、2代目ストリームはスポーツワゴンのような走りをする。
スープアップするためのサスキットはかなりラインナップがある。バネを極端に硬くしないで、スタビライザーとダンパーの減衰力にある程度頼り、しなやかで粘りのあるセッティングができるようにすると、扱いやすく速く走ることができる。
バネをあまり硬くするとポンポン跳ねてしまいタイヤが路面を切るケースが出るので、速く走るkとができなくなる。あまり硬いとサーキットぐらいのGがかからないと、機能しなくなるからだ。
次にサブフレームと基本構造のボディーの締結度を高め、ソリッドで一体感のある車体にする。そのうえでアンダーフロアーに前後ともブレーズを入れて、フロントにタワーバーを追加すると、サスは設計値通りにほぼ動いてくれるから、タイヤが路面をトレースする能力はノーマルの比ではなくなる。
コーナーへ突っ込むときのフロントの挙動や、コーナリングのスタビリティー自体やコーナリング中の微舵修正などは、違う車なのかと思ってしまうほどだ。
サスとの相乗効果は素晴らしい満足感を得られるから、ぜひおすすめしたいカスタマイズになる。
バランス上ブレーキの強化も必要
1500㎏近い車重はミドル級といってもよく、足回りとボディーのチューンでより走るようになったストリームを、ワインディングの長いくだりで連続使用することには不足を感じる。
熱対策とより高く安定したストッピングパワーを得るために、対策をしていく。まず、対向4ポッドの高剛性キャリパーと、耐フェード性の高いパッドに交換する。そのうえで高沸点タイプのフルードに交換して、ステンレスメッシュで補強をしたラインを使うといい。
パッドとフルードは対フェード&ベーパーロック対策、ラインは高温・高圧による膨張・変形を防いで、奥まで踏み込まないと効きを得られないということを極端に減らす。そして、タッチもコントロール性も向上させるから、ドライバーは安心して踏み込むことが可能になるのだ。
対向ピストンタイプのキャリパーはどんな局面でもしっかりとローターをパッドで挟んでくれるので、安定して高いストッピングパワーを得ることができる。ローターが熱変形でもしない限り、子のフィールは続くから、安心して酷使することが可能になる。
このブレーキの4点強化と、強化サスとボディー剛性の強化はパッケージとしてとらえて、同時にカスタマイズすることをおすすめしたい。
エアロとタイヤホイールのコーディネートでシャープさを
ミニバンにしては低くシャープな外見なのだが、さらにエアロでそれを強調できる。様々なイメージを持った製品がラインナップされているので、好みのイメージなるようなものを見つけて装着するといいと思う。
ホイールはちょっと凝ったデザインのスポークタイプがおすすめで、一番表面に出ている部分が鏡面仕上げになっていて、ほかの部分はブラックのメッキになっているものなどがおすすめになる。
室内ではスポーツ性を強調するために、バケットシートに交換して実効性とビジュアル面での満足感を得ることをおすすめしたい。
あとはエンジンの吸排気系の高効率化と、燃調の取り直しと空き領域をつかえるようにロムの書き換えをして、体感できる程度のパワーとトルクを手に入れることをおすすめしたい。