ライフのカスタム~エアロで個性を出したら足回りを固める
ライフはホンダが製造販売をしている、軽の5ドアトールワゴンになる。現行モデルは5代目になり、2008年から市場を継承している。
サイズと重量は、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,610~1,630mm、重量810~940kgとなっている。
駆動方式はFF/4WDで、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアはFFがホンダ独特のトーションビームに近い車軸式、4WDはドディオンアクスル採用をしている。
エンジンはP07A型:0.66リッター ストレート3 SOHC NAのみとなっている。
ブワブワの足回りは何とかしたい
ライフの足回りは普通にというよりおとなしく走る分には、あたりも柔らかく使いかってはいいのかもしれないが、ちょっと景気よく走ってしまうとこれはきつい。ボディー剛性も決して高くはないので、挙動もやや不安定になる。
これを解消するには強化サスペンションを組み付けることと、ボディー剛性の強化をすることになる。サスキットはいくつかの製品がラインナップされているが、あまり硬めてしまい突っ張ったようなものにはしないほうがいい。バネをあまり硬めないでダンパーの減衰力との相乗効果で、ロールをコントロールする方が、扱いやすくなる。
サスペンションの能力を最大限に生かすのは、ボディー剛性の高さになる。土台ががっしりしていれば、サスペンションは設計値にごく近い値で働くため、タイヤを路面に押し付ける力が最大限になるからなのだ。
一番手っ取り早く効果的なのがサブフレームとボディーの締結度を上げることで、これをやると車全体がソリッドになるので、路面から応力がかかった時にずれがない状態になる。これはサスペンションがうまく働く第一の要素になるから、ぜひおすすめしておきたい。
そのうえでアンダーボディーに補強材を入れて、縦方向の余計な動きを矯正してしまうと、べつもののハンドリングを得られる。
ぜひおすすめをしておきたいカスタマイズになる。
ブレーキはやはり物足りない
軽のブレーキはやはりもの足りず、効きもタッチもドライバーに安心感を与えてくれる、思い切り頼ってもいいという感じではない。
これはユニット全体の剛性感の不足が原因の多くを占めているので、対向4ポッド高剛性キャリパーとステンレスメッシュで補強をした高剛性ラインを使うと、一気に解消することができる。油圧と熱でラインが膨らむことは最小限度に抑えられるし、ローターに押し付けられるパッドは常に圧力を高く保てるし、圧力の値は一定値に保てるからだ。
効きもタッチもノーマルとは比べ物にならないし、頼れるブレーキにすることは十分に可能になるのだ。
しかし、フェードとヴェーパーロックも心配ということだったら、耐フェード性の高いパッド、高沸点タイプのフルードに交換しておくと、長いくだりのワンディングなどでも遠慮なくガンガン踏めるから、本当に頼もしいブレーキになる。
車でブレーキが効かなくなるということは、航空機の墜落に匹敵するといっても過言ではないので、ぜひおすすめしておきたいカスタマイズになる。
なんでターボがなくなったんだよ
2010年まではターボ仕様の車種があったのだが、時代の流れなのかなくなってしまった。このため今ひとつパワー感がないので物足りないし、首都高の合流のように助走路が身近場合などはちょっと怖いこともある。
ここはライトチューンをして、エンジンに元気になってもらうことが一番だろう。吸排気系の高効率化をして燃焼効率、破棄効率を上げることが効果的になる。
そのうえでこの仕様に合った燃調の取り直しと、空き領域を使えるようにするためにロムを書き換えることを言お勧めしたい。
これをやっておくと体感できる程度のパワーとトルクを手に入れられるので、ぜひおすすめしておきたいと思う。
ちょっと地味なエクステリアを変える
あまりパッとしないエクステリアなのだが、エアロパーツを付けることでかなり印象的な外見にすることができる。かなり機能美を求めることができるものもあるので、慎重に選ぶといい。
タイヤとホイールで全体を締めるのだが、ホイールは幾何学的なスポークがシンプルだが引き締め効果が出るから、おすすめをしておきたい。
最後にシートなのだが、やはり走りにこだわってきたからには、スポーツタイプのバケットシートに交換して、プアーなサポートを改善することをおすすめしておく。