コンパクトワゴンの買取相場比較(ラクティス・ノート・ソリオ)

   

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 ワゴン感覚の使い勝手と走りの良さをバランス良く融合させたファミリー&レジャーユース向けの「ラクティス」ですが、現行モデルの発売から5年めに入り、ライバル他社の最新モデルと比較すると、燃費等のスペックが見劣りし始めています。そのため、販売実績も低下しており、他社ライバルの「ノート」「ソリオ」が常に販売ランキングの常連なのに対して、「ラクティス」は圏外に沈んでいます。モデルチェンジの情報もなく、モデルの存続自体も確かではありません。

 では買取価格の方はどうなのでしょうか。人気、販売台数に比例して買取価格も影響しているのでしょうか。ライバル各社と比較しながら検証してみましょう。

買取相場比較表

車種名 ラクティス 1.5G ラクティス 1.3X 日産ノート S DIG-S
新車価格 166.4 149.5 143.4
2015年 108.0 101.0 79.0
2014年 94.0 88.0 76.0
2013年 81.0 63.0 67.0
2012年 66.0 57.0 59.0
2011年 56.0 49.0 47.0
2010年 56.0 46.0 29.0
車種名 スズキ ソリオ S ホンダ フィット 13G
新車価格 162.2 120.4
2015年 90.0 91.0
2014年 93.0 77.0
2013年 78.0 69.0
2012年 70.0 58.0
2011年 63.0 46.0
2010年 2.0 38.0

トヨタ ラクティス

新車の売れ行きとは逆に高い相場を維持

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ラクティスの買取相場と値引き交渉のポイント | I LOVE 自動車

 コンパクトカーとしては平均的な相場を維持していると思っていいでしょう。「ノート」よりもいい状態で1.3L、1.5Lともに大きな差がないのですが、やや1.3Lの値落ちが少なく感じる程度。ハッチバックというだけでなく、ミニバン並みのスペース効率の良さが、中古車でも売りやすい車種として定着しているようです。そのため、新車販売では苦戦していても買取では高い評価を受けることになっています。ただし、スズキの「ソリオ」がそれ以上に高い相場を示しているのも事実です。
また、新型「シエンタ」の高い評価と人気を受けて、新車販売ではされに苦境に追い込まれており、いつまでこの高い相場が維持できるかはわかりません。現行モデルは2010年の発売なので、そろそろフルモデルチェンジの時期が近づいていますが、まだ詳しい情報は聞こえてきません。もし、詳細な情報が聞こえ始めると、その内容によっては影響が出るでしょう。

日産 ノート

新車は売れているのに相場は今一つ

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ノートの下取り相場と値引き交渉のポイント | I LOVE 自動車

 室内スペースの広さが最大の売り物の「ノート」は、「ラクティス」とコンセプトは同じ。ファミリーユーザーをターゲットにするのも同じ。走行性能、特に燃費に直結する1.2Lスーパーチャージャーエンジンは、ハイブリッド車ほどのインパクトはないものの、その経済性が浸透して販売台数も発売当時よりも上回るほどです。

 先代も悪くない相場でしたが、現行モデルになっても評価は衰えていないはずですが、コンパクトカーとして相場は「ラクティス」を下回っています。年式を遡ると「ラクティス」とほぼ同水準なのですが、2013年式あたりの比較的新しいよぉろでは差が大きくなっています。また、特にスーパーチェージャー車がいいという訳ではないようです。
「ハイウェイスター」「アクシス」「NISMO」そして、上級装備の「メダリスト」と豊富なグレード構成になっている「ノート」。こういった仕様はベースグレード以上の評価を受けて当然ですが、あまりにも数が多いため、特別なグレードという印象がなくなっています。

スズキ ソリオ

ラクティス以上の驚異的な買取相場

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ソリオの買取相場と値引き交渉のポイント | I LOVE 自動車

 地味ながら評価は非常に高い車であり、新車販売では「フィット」には及ばないものの、買取相場では逆にかなり上回る価格になっています。対「ラクティス」「ノート」としても上回り、中古車市場での人気のほどがうかがえます。
軽トールワゴンで培われた徹底した居住空間の追及が、中古車ユーザーに受け入れられているのでしょう。ただし、前モデルに関しては人気が極端に低く、下取り価格が付くケースは少ないと思われます。登録車に見えないチープなデザインが不人気であり、現行モデルと比べてあまりにも差がある内容のためでもあります。これらの評価はOEM供給される三菱の「デリカD:2」にもソックリあてはまります。

ホンダ フィット

新車も中古車も売れる優等生

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フィットの買取相場と値引き交渉のポイント | I LOVE 自動車

 低燃費と広い室内空間をテーマにしている点は「ラクティス」と同じですが、「フィット」はハイブリッドを中心に幅広いラインナップを用意しているのが強みです。現行モデルはまだ相場は安定していませんが、前モデルはコンパクトカークラスの平均以上の相場を示しています。数字的にそれほど高いように見えませんが、新車価格を考えるとやはり非常に高い相場と言えます。
懸念材料としては、現行モデルなどへの代替が進み、かなりの台数が市場に出回っているため供給が過剰になっていること。特にボディカラーでは白が圧倒的に多く、少々飽きられ初めています。

中古車ユーザーは新車ユーザーよりも賢い選択をするのだ

 新車販売の不振を尻目に、高い相場を維持しているというのが「ラクティス」の印象。燃費にこだわる新車ユーザーよりも、車自体の使い勝手など、冷静に判断する中古車ユーザーは、新車の人気に踊らされずに賢い車選びをする典型と言えるでしょう。
また、同様に「ソリオ」がさらに高い評価を受けているのも、見た目よりも、より徹底した高いスペース効率が選ばれる結果であり、新車以上の評価といえるでしょう。

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