プラグインハイブリッドの買取相場比較(プリウスPHV・アウトランダーPHEV)

   

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 現在PHVを国内で一般ユーザー向けに市販している国内車は、この「プリウスPHV」と三菱の「アウトランダーPHEV」の2車種のみです。では買取相場はどうなっているのでしょうか。ハイブリッド車の「プリウス」との比較と、ライバル「アウトランダーPHEV」との比較。そしてEVとして市販されている日産の「リーフ」との比較も含めて検証してみたいと思います。

買取相場比較表

車種名 プリウスPHV L プリウスPHV G 三菱アウトランダーPHEV E
新車価格 290.0万円 323.8万円 316.5万円
2015年 184.0 175.0 182.0
2014年 167.0 169.0 182.0
2013年 152.0 163.0 182.0
2012年 159.0 158.0
車種名 プリウス G 日産 リーフ S
新車価格 240.0万円 266.0万円
2015年 180.0 223.0
2014年 169.0 212.0
2013年 153.0 190.0
2012年 136.0 158.0

トヨタ プリウスPHV VS プリウス

価格差は消えてほぼ同額に
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プリウスの買取相場と値引き交渉のポイント

 「プリウス」以上の経済性を持つ充電プリウスこと「プリウスPHV」。販売価格は買取価格の良いとされる「プリウス」の上級グレード以上ということで、少なくとも価格差分は買取価格に反映されているかというとそうではないようだ。「プリウス」の中心グレードである「G」との比較では、「プリウスPHV」の安価グレード「L」も中心グレードの「G」もほぼ同じ程度の買取相場を示しているのだ。
つまり、販売価格の差50~80万円が吹き飛んだ計算になる。ハイブリッドにプラスアルファの利点を持つPHVは、例え自宅に充電施設がなくても出先の充電スポットを使えばメリットがあるので、中古車で人気が高くても不思議ではないはず。しかも他の車種にはクロスオーバーSUVの「アウトランダー」しかないのだから希少性すらある。

中古車ユーザーにとってはハイブリッドで十分満足。PHVはハイブリッド上級者向け

 例えばハイブリッド車の「プリウス」に数十万円上乗せした中古車があったとします。EV走行も出来て経済性は魅力ですが、それを理解できるのはハイブリッド車のユーザーでしょう。「プリウス」を中古車で検討するほとんどの中古車ユーザーは、ガソリン車からの乗り換えと思われます「ハイブリッド」だけで十分燃費が良いはずなので、あえて数十万円を余分に支出しないのです。
もちろん同じ価格なら別です。そうなると、買取価格もハイブリッド車と同額程度でないと商売になりません。相場はそのような事情を反映していると思われます。

トヨタ プリウスPHV VS 三菱アウトランダーPHEV

SUV人気とEV走行距離の差が明白に
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アウトランダーの買取相場と値引き交渉のポイント | I LOVE 自動車

 「アウトランダーPHEV」との比較では、「プリウスPHV」と「プリウス」に対して販売価格の差分は維持しているようです。これはクロスオーバーSUVというクラスが大きな要因になっています。重量のあるSUVにはハイブリッドだけでは燃費の向上に限界があり、PHVは大きな武器になります。さらにEV走行距離が「プリウスPHV」を大きく上回り60㎞を超えるとなると、これはかなりインパクトがあります。
日常の買い物程度なら往復しても十分余裕があり、週末に遠出でもしない限り、EV走行だけでガソリンを一滴も使用しないで済むというのは主婦にも分かりやすい利点なのです。もちろん、アウトランダーには他にガソリン2.4L車しかないので、燃費も比較しやすいということもあります。

 中古車としても他のクロスオーバーSUVとの差別化がハッキリしていて売りやすいということと、マーカーの努力の結果「アウトランダー」イコール「PHEV」というほど知名度も上がってきています。これは「プリウスPHV」をも神秘でいるといっていいでしょう。

トヨタ プリウスPHV VS 日産リーフ

価格と走行距離の改善でEV大健闘

 車種としても機構としてもまったく異なる両車ですが、環境性能と経済性を求めるユーザーにとっては同列にみても不思議ではないのです。結果から述べると「リーフ」の圧勝。高年式になるほど買取相場は「リーフ」の方が良いもです。メーカーの思惑とは異なり、なにかと敬遠されがちだったEVですが、ここに来てようやくインフラも整備され市民権を得ると、タウンユースに割り切った性能が受け入れられ、街中でも普通に見られるようになってきました。
高年式ほど評価が高いのは走行距離が伸びたこと等による性能アップが影響しているためと、車両価格自体が 餌下されているためです。高年式になるほど価格が安く性能もいいわけですから、買取相場が上がったのではなく、初期型の評価が下がったというのが正しい見方でしょう。

「リーフ」の知名度も高く、説明しなくてもEVであることは誰もが知っているほど。もちろんPHV以上に希少価値もあることが買取価格に反映しています。新車では相変わらずパッとしませんが。

メリットの薄いPHVには試乗も無関心に

 「プリウスPHV」の買取相場が意外に高くないという結果になりました。他車種の評価が良かったこともありますが、大きな要因としては、やはりハイブリッド車としての地位を不動のものとした「プリウス」自体の存在にあります。文句のない低燃費性能が特徴の「プリウス」にとって、わずか20数キロのEV走行をするために割高なPHVを購入する必要が感じられず、しかもハイブリッド燃費では劣るわけですから新車ユーザー以上にコスト意識の高い中古車ユーザーには理解しづらい車種となってしまいます。解決するには飛躍的にEV走行距離を伸ばす以外にはないでしょう。

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