ミドルサイズセダンの買取相場比較(マークX・スカイライン・アテンザセダン)

   

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 国産4ドアセダンを代表する「マークX」。現行モデルは「マークⅡ」時代から数えて通算11代目となる。国内のセダン需要の低下により、モデルチェンジのごとに北米や中国市場を重視した設計が採用されるライバルとは異なり、日本市場に特化されたFRセダンは「マークX」だけとなっています。

 コンパクトカーやミニバン、最近ではクロスオーバーSUV人気の陰に隠れる存在の4ドアセダン。新車販売ではそのような状況ですが、買い取りではどうでしょう。中古車市場では新車同様に人気がなく、買い取り価格は低いのでしょうか。ライバルと比較しながら「マークX」の買い取り価格を見てみましょう。

買取相場比較表

車種名 トヨタ マークX 250G 日産スカイライン250GT マツダ アテンザセダン250S
新車価格 257.1万円 284.8万円 293.6万円
2014年 178.0 184.0 194.0
2013年 165.0 179.0 175.0
2012年 135.0 162.0 169.0
2011年 117.0 145.0 101.0
2010年 102.0 103.0 86.0
2009年 99.0 81.0 71.0
2005年 18.0 2.0
車種名 トヨタ マークX 350S 日産スカイライン370GT   タイプS
新車価格 342.8万円 390.0万円
2014年 204.0
2013年 186.0 191.0
2012年 154.0 192.0
2011年 130.0 143.0
2010年 115.0 100.0
2009年 111.0 93.0
2005年 58.0 33.0

マークX2.5L VS スカイライン2.5L

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旧「スカイライン」がライバルとしてターゲットとなりますが、買い取り相場の比較では車両価格で下回っていても、年式を追うごとにその差は少なくなり、2010年を境に逆転しています。その後、その差は広がり続け、10年後の買い取り価格では、ともにモデルが旧タイプになりますが、価格が付かない「スカイライン」に対し、「マークX」は二桁を維持しています。

 それでは「マークX」が非常に良い買い取り相場の車種なのかと言えば、そうでもないようです。この2車の比較では、「スカイライン」の買い取り相場が悪いということに尽きます。スポーツセダンとしての地位を確立していた「スカイライン」ですが、だからこそ安価な中古車に若者が惹かれていたのは過去の話。すっかり大人のセダンになってからは、中古車にも若者は目をくれなくなっています。
日本のセダン需要の低迷の原因は「スカイライン」という一番のランドマーク的存在の失墜ではないかと思うくらい、同車とセダン需要の下降線はリンクしています。北米や中国を見てもセダンは売れており、日本向けの車種がないだけのことではないでしょうか。

 話を「マークX」に戻すと、現在ではスポーツセダンのイメージを前面に出していますが、本来はラグジャリーセダンです。それは「マークⅡ」時代からぶれないきわめて日本的な、日本人に向けた高級セダンとしての割り切りの良さが、永く支持されてきた一因でしょう。ここまで来るとV6のFRセダンというのも味があると思えてくるから不思議です。

マークXの買取相場と値引き交渉のポイント

マークX3.5L VS スカイライン3.7L

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 2車の関係は2.5L車とほぼかわりません。同じV6エンジンということで、中古車で購入するユーザーにとっては、新車ユーザーほどの差を意識していないと思われます。新車で検討する場合、どうしても価格と燃費にこだわってしまいますが、中古車の場合は価格も接近しており、そもそも燃費を気にするなら、他の車種を選ぶでしょう。
それより、新車では手の届かない上級装備を求めて「マークX」を選ぶなら3.5Lでも有りなのです。したがって、ラインナップに直4エンジンなど燃費の差が大きな選択肢のない「マークX」では2.5Lと3.5Lに大きな差は出ないのです。

 もちろん販売価格を考えれば、高年式では値落ちは大きくなります。これは「スカイライン」も同様の結果になっていますが、3.7Lとさらに大きなエンジンの為、さすがに敬遠されがちなようです。ここまで大排気量なら、「フーガ」を選びたくなります。「フーガ」と「スカイライン」の差が見かけ上でも少ないので、エンジンが同じなら「フーガ」の高級感あふれるインテリアや装備が欲しくなります。

 「マークX」は「クラウン」とはまったく異なるイメージのため、3.5L同士でも同じ土俵では考え辛く、うまく済み分けられています。

スカイラインの買取相場と値引き交渉のポイント

マークX VS その他ライバル車

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 「スカイライン」を除くと2.5L車ではマツダの「アテンザ」、スバルの「レガシィB4」が同クラスと言えるでしょう。「レガシィB4」は4WD専用車ということで、独自の路線を貫いているため新車販売においてはライバルとはなりにくく、熱心なスバリストは「マークX」には目もくれないでしょう。しかし、中古車となると、万人向けの「マークX」と異なり、その独自性が間口を狭くし敬遠され、売り辛い車種になります。

 「アテンザ」は前モデルまでは大きさは立派ですが、安っぽさが目立っており評価も低かったのですが、現行モデルでは内外装ともに「マークX」をも上回る質感を手に入れ、今後は主流になるFFセダンとして注目されます。

 日産では現行「スカイライン」が「マークX」に100万円近い価格差の車種になったため、比較する対象からはずれますが、代わって「ティアナ」が同クラスとして浮上します。大柄なボディのFFセダンという国内では受け入れられにくいタイプで、さらに中古車市場ではまだ知名度も低く、その利点を懇切丁寧に説明してくれる営業マンがいないと売るのが難しい車種です。しかし、これが世界基準、そろそろ国内でも見直されてもいい頃です。

アテンザセダンの値引きと下取りの相場情報

セダンは販売の主軸が海外に

 「マークX」以外のライバルは全て海外での販売を主眼にしたグローバルセダンです。国内で売れなくても北米や最近では中国市場で売るための車種であり、その戦略はほぼ成功を納めています。しかし、直近の話題ではトヨタが販売台数№1の座をVWに譲らざるをえなかったのは国内での不振が原因とか。国内市場をおろそかにすればその影響はまだ大きいと言う結果です。その意味では実直に国内専用車種である「マークX」の存在は大きいのですが、次期モデルではどうなるのか心配です。

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