bBなど個性派コンパクトカーの買取相場比較(フィット・ソリオ・キューブ・ist)

   

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 現行「bB」は発売10年を迎え、販売台数も月販数百台ほどと低迷しています。そのためカタログ落ちも懸念されましたが、2014年8月の一部改良で4WD車の廃止などグレードを縮小した上で、まだしばらく販売が続けられそうです。しかし、フルモデルチェンジの計画もなく、現行モデルでの廃止は決定的と思われます。

そんな「bB」と競合するであろうライバルと、買取り価格という側面から比較してみました。1.3L、1.5Lそれぞれに比較対象車種を変えています。

買取相場比較表

車種名 bB1.3 S フィット13G  ソリオ G
新車価格 130.4万円 120.4万円 131.7万円
2014年 92.0 84.0 69.0
2013年 79.0 66.0 60.0
2012年 67.0 62.0 54.0
2011年 54.0 53.0 48.0
2010年 49.0 40.0
2009年 33.0 32.0
車種名 bB1.5 X キューブ15X ist 150X
新車価格 139.5万円 146.0万円 158.0万円
2014年 88.0 73.0 88.0
2013年 79.0 63.0 79.0
2012年 72.0 55.0 71.0
2011年 63.0 46.0 61.0
2010年 60.0 40.0 55.0
2009年 30.0 35.0 44.0

bB1.3L車と同クラスの買取価格

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bB

「bB」というのは変わった車種で、コンパクトカーとして他車種と並べると、不思議と存在感がある。デビューから10年が経過しているとは思えない突出したデザインでもある。最近の低燃費を前面に出したコンパクトカーのデザインとは異なり、角ばった腰高デザインはいかにも燃費が悪そうだが、個性ではきわっている。大径タイヤを履いた姿はSUVを思わせるが、SUVでもない。そもそも4WDは廃止されてしまっている。人とは違った車が欲しいというユーザーには最適な一台ではないでしょうか。

 それでは買取り価格はどうでしょうか。似たような車種が1.3Lクラスにはないので、大ヒットした「フィット」と比較してみましょう。販売価格が10万円ほど「bB」の方が高いのですが、3年ほどで同価格になっているのがわかります。さすが「フィット」にはかなわないかと思われがちですが、この価格帯のコンパクトカーは、2~3年で元の価格の10~20万円の差はなくなり、すべて同じ価格帯のコンパクトカーと見られる傾向があります。
たしかに、中古車の販売現場では、「bB」の方が10万円高い車という認識はないようです。結果、その後は「bB」と「フィット」はほぼ同額で推移し、2007~2008年式あたりまで価格は残るようです。

 2011年登場のスズキ「ソリオ」は「bB」と同価格帯のモデルであっても値の下がり方が大きく、「bB」との価格の開きは10~20万円もあります。新車販売ではその低燃費性能が評価され販売は好調だが、買取市場の評価は異なるようだ。

bB1.5L車と同クラスの買取価格

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キューブ

 「bB」の1.5L車については、日産「キューブ」とともに、同じネッツ店扱いの「イスト」とも比較してみましょう。1.3L車との比較では同程度、つまり車両価格の差額分落ち方が大きいということになります。さらに車両価格が上の「キューブ」よりは全年度に渡って高い値が付く。
どうやらコンパクトカークラスにおいて1.5Lという排気量は1.3Lよりも大抵の場合、分が悪いらしい。「bB」とほぼ同じ車といってもいい「イスト」は、買取においても、やはりほとんど差がない相場。しかし、価格が約20万円ほど高いことから「bB」よりも寝落ちが大きいのは「キューブ」と同じ。この2車の比較では「bB」の1.5Lが比較的いい買取相場ということになります。

リセールバリューと販売価格を天秤にかけると、1.5Zがお得

 現在「bB」には1.3Lに「S」と「S煌(きらめき)」、1.5L車に「Z」と「Z煌(きらめき)」という2WDのみのグレード構成になっています。リセールバリューを考えるとその「S煌(きらめき)」が狙い目ですが、それぞれの排気量でベースとなったグレードと「煌(きらめき)」には23~24万円の差があります。装備内容はその上乗せ金額に見合ったものとなっていますが、ユーザーにとって必要かどうかは個々の判断になります。
特に、1.3Lと1.5Lの価格差が10万円しかないので、1.3Lの「S煌(きらめき)」より1.5Lの「Z」の方が14万円も安いということになってしまいます。1.3Lの方が買取相場で有利ということはあったとしても、購入時点で14万円もの差があれば損は無く、余裕のあるパワーが楽しめるでしょう。そして燃費の差はほとんどないということも考慮すべきポイントです。

意外と良い買取価格、今が手放すチャンスか

 「bB」のように発売からモデルチェンジすることなく10年もの間販売し続ける車種の場合は、意外に大きな値崩れはないようです。現時点では低迷している販売も、発売直後のしばらくの期間は、販売台数も多く人気車種であったことや、それによる知名度の高さも影響しているのかも知れません。
トヨタには他に「イスト」「カローラルミオン」といった似たような境遇の車種があり、全て北米の「サイオンブランド」で扱われた車種というのも、容易にモデルチェンジ出来ない事情のようです。

 10年間に渡る販売で購入者も膨大であり、所有者にとっては価格が維持されているということはありがたいことではあるが、いつまでも続くとは限りません。今後続々と登場すると、それらとの性能差が開き大きく値崩れする可能性もあります。ある程度の買取価格が望める「今」が手放すチャンスかも知れません。

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