サクシード/プロボックスとライバル車種の買取相場比較

      2015/06/04

この記事の所要時間: 653

 トヨタのボンネットタイプの商用バン「サクシード/プロボックス」は、日本中で活躍するビジネスカーです。大手企業の営業車として、あるいは個人事業主の仕事道具を満載して、オフィス街や工事現場や商店街、そしてショッピングセンターの搬入口で、その姿を毎日のように見かけるでしょう。

 とにかく働き者の車ですから、走行距離はあっと言う間に10万キロを超え、手放す時には20万キロ以上も珍しくありません。でも、実際の買取相場はどうなのでしょうか。やはり、乗用車とは異なるのでしょうか。走行距離が短くきれいに乗られていたらどうでしょうか。

 そこで、この「サクシード/プロボックス」と、唯一といっていい同クラスボンネットタイプの商用バン、日産「AD ADエキスパート」を買取り価格という面から比較してみました。尚、日産「AD ADエキスパート」の買取相場が一部検索できませんでしたので、OEM車種のマツダ「ファミリアバン」の相場を一部採用しています。両車は同一車種といっていいので、相場も変わらないはず、という考えですのでご了承下さい。

※乗用車でも同じですが、相場参考表はあくまで参考にすぎませんのでご理解下さい。特に商用車の場合は使用状態によって大きく異なる場合が予想されることもご承知置き下さい。

買取相場比較表

  サクシード1.5U プロボックス1.3DX ファミリアバン1.5DX ADエキスパート1.8LX
新車価格 133.0万円 112.0万円 139.8万円 162.0万円
2014年式 57.0 55.0 48.0 47.0
2013年 47.0 47.0 36.0 41.0
2012年 38.0 39.0 33.0 25.0
2011年 28.0 31.0 28.0 25.0
2010年 24.0 22.0 25.0 22.0
2009年 18.0 18.0 23.0 7.0
2008年 2.0 2.0 4.0 6.0

トヨタ サクシード/プロボックス

 2002年7月に発売した「プロボックス」と「サクシード」は、多目的に使える広い荷室や高い経済性など、商用車に求められる要件を徹底して追求したコマーシャルバンとして開発。「サクシード」はトヨタ店とトヨペット店、「プロボックス」はカローラ店と、取扱いチャネルが異なる姉妹車の関係にある。1.3L車は「プロボックス」のみに設定されるなどの違いがあるが基本的に同じ車である。

 「プロボックス」と「サクシード」は同じ仕様なら買取価格も同じと見ていいでしょう。1.3L車と1.5L車では、車両価格に差があるにも関わらず、しばらくするとほとんど差のない状況になります。
これは、中古車で「プロボックス」と「サクシード」を購入する際、同程度の1.5Lと1.3Lが同じ販売価格で並んで販売されていたら1.5Lをということになるでしょうが、中古車で購入する以上程度が同じなら安い方が選ばれやすく、あえてパワーのある1.5Lを積極的に探してまで選ばないという、商用中古車選びの特性があると思います。「どっちでもいいから程度が良くて安い方」というリクエストに答えやすいのが1.3Lということでしょうか。

日産AD/ADエキスパート・マツダ ファミリアバン・三菱 ランサーカーゴ

 「プロボックス」と「サクシード」と違い、マツダと三菱にOEM供給する「AD/ADエキスパート」ですが、当然買取価格は共通。商用バンに限ってはブランドの違いはまったく影響がないと思っていいでしょう。たまたま付き合いのあるディーラーがマツダや三菱だっただけという感じです。ただし、市場に出ている数は「AD/ADエキスパート」が圧倒的に多く、次いで自社生産も長くしていた「ファミリアバン」。
三菱の「ランサーカーゴ」は滅多にお目にかかれません。買取価格については「プロボックス」と「サクシード」とほぼ同じか、やや低め。多少の人気の差が出ているようです。1.8L車は需要が少なく値落ちが1.5L車よりも大きめ。トヨタで設定がないのも納得です。1.5L以上のパワーが必要な荷物量であれば、キャブオーバーバンを選ぶのが必然とも言え、中古車での購入希望者も少ないということが、買取り価格の低さに現れています。

相場がほとんどあてにならない商用車

 乗用車と異なり、10万キロ以上の過走行がざらな商用車。最初から看板を書き入れたり、コーポレートカラーに塗装されただけで、もう相場から10万円ほどの減額が予想されます。しっかりと走れるように、エンジンなどのメンテナンスに抜かりはありませんが、ボディも内装も傷だらけで汚れもひどいことに。遊びではなく、仕事で使用するのですから、それで当たり前。したがって、上記の相場通りの価格で買い取ってもらうのは不可能でしょう。ましてや5年以上たっていたら乗用車でも大きな減点があればまともに価格はつきませんから、過走行の商用バンでは現実的に無理。所有されているユーザーも十分承知しているので、新車購入時に値引きの足しにでもなれば御の字という場合が多く、3万円程度の下取り価格ではないでしょうか。

査定のつかない商用車でもあきらめなくていい

 しかし、中古商用車の需要は国内ばかりではないのです。実は海外では、性能が良く壊れにくい日本製の商用車が大人気。日本では過走行と言われる10万20万キロの車でも、問題ないことは、海外のユーザーの方が良く知っています。また、AT車よりもMT車、4WDより2WDが人気だったりします。これは整備性の問題で、十分なメンテナンスが期待できない途上国では、より簡単な構造の車が支持されています。一番人気のある車種はハイエースなのですが、ボンネットバンの「サクシード/プロボックス」も、乗用車と兼用で使える利便性から需要が多いようです。

 もし、買取金額に不満だったり、廃車にしかならないと思うような「サクシード/プロボックス」の処分を考えているなら、このような販路を持つ商用車専門の買取り業者で相談するのが良いでしょう。複数の業者がネットで探せ、全国どこでも出張してくれる業者もあるようです。

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