スペイド/ポルテとライバル車の買取相場比較(ソリオ・タントカスタム)

      2015/06/04

この記事の所要時間: 743

 コンパクトカーの中でもプチバンと呼ばれるトヨタの「スペイド」は、2012年7月にフルモデルチェンジした2代目「ポルテ」と同時に発表・発売された新型車でもあり、「ポルテ」とは取扱いチャネルの異なる姉妹車の関係になります。

 特徴である助手席側の大開口ワイヤレス電動スライドドアや、300mmを誇る低いフロア地上高と段差のないフラットフロアを採用することで優れた乗降性を実現。また2,160mmの室内長と1,380mmの室内高を誇る室内空間に加え、前後に700mmスライドする助手席シートやチップアップ機構が付いた6:4分割可倒式リヤシートなどにより多彩なシートアレンジを可能とするなど、機能も使い勝手も個性が際立っています。

 「スペイド」と「ポルテ」と姉妹車ではありますが、販売実績では常に上回る人気の「スペイド」と「ポルテ」では買い取り価格では違いはあるのでしょうか、また、ライバルのスズキ「ソリオ」や、「タント」に代表される軽ハイトールワゴンと比較するとどうなのでしょうか。買取価格という面からそれぞれの比較をしてみました。

買取相場比較表

  ポルテ    1.5X スペイド  1.5X スペイド  1.5X 4WD
新車価格 151.4万円 151.4万円 168.5万円
2015年 109.0 113.0 126.0
2014年 96.0 106.0 120.0
2013年 91.0 93.0 107.0
2012年 93.0 90.0 103.0
2012年 7月FMC 1.5r
新車価格 152.0万円
2011年 52.0
2010 43.0
  スペイド 1.3V ソリオ X タントカスタムX
新車価格 138.0万円 150.8万円 140.0万円
2015年 111.0 95.0 111.0
2014年 97.0 86.0 98.0
2013年 84.0 71.0 87.0
2012年 82.0 65.0 81.0
2011年 57.0 72.0

スペイドVSポルテ

人気の差が最後の一声の違いに

スペイドの写真

 基本的に同一機種なので、当然買取価格も同じはずなのだが、新車販売での差が微妙に反映されているようだ。中古車を購入するユーザーはそれほど両車の差を感じてないようだが、買取る側の基準としては人気を考慮して多少の色を付ける傾向にある。たしかに展示場での見栄えは「スペイド」の方がいい。ファニーフェイスの「ポルテ」は同じような顔つきのコンパクトカーに埋もれてしまい目立たないが、「スペイド」は非常に目立つのだ。買取現場でのあと一声が出るかどうかの差がありそうだ。

スペイドの買取相場と値引き交渉のポイント

ポルテ現行モデルと初代モデルの比較

一枚のドアがリセールバリューに影響

ポルテの写真

 2011年のフルモデルチェンジから登場した「スペイド」と異なり2004年から発売する「ポルテ」は、独自のパッケージが他のコンパクトカーとの差別化となっているため、2007年式あたりから十分な相場を維持している。ただし、運転席側後部ドアがないと、2ドアのハッチバックと認識され、現行モデルが出てからはさらにその一つのドアの有無が購買意欲に影響し、現行モデルとの差を大きくしている。ゆえに現行モデルは初代モデルよりもリセールバリューはあると見ていい。

ポルテの買取相場と値引き交渉のポイント

1.3Lと1.5L、FF車と4WD車の比較

都市部のママは気にしない

 1.3Lと1.5L、そしてFF車と4WD車の比較では、それぞれ新車時の価格差以上の差は無いようだ。使用目的が子育てママという非常に限定される車種だけに、エンジンのパワーも求めず、走行距離も少ない傾向にあるので多少の燃費差なら影響も感じないことがある。また、地方よりも都市部での販売が多いのも、4WD車にこだわらない理由になっている。

スペイドVSソリオ

新車では互角以上の健闘も、買取相場では見劣り大

 「スペイド/ポルテ」にはない両側スライドドアが武器の「ソリオ」。助手席側のスライドドアと高い室内高のライバルに対抗するための方策は、ルーツとなった軽ハイトールワゴンでは当たり前の装備であった。片側より両側にあったほうが便利なのは言うまでもない。そんなところが新車販売において大健闘している原因でしょう。

 しかし、中古車市場では「スペイド」のようにどこから見てもコンパクトカーというイメージはなく、軽自動車の面影を引きずったデザインなどが影響してか人気薄。「スペーシア」や「タント」などの軽ハイトールワゴンの方がスマートに見える。したがって、買取り相場もパッとしないのが現状。「ソリオ」よりかなり新車価格の低い「スペイド」の1.3L車に対してどの年式でも12~15万円低い相場になっている。

ソリオの買取相場と値引き交渉のポイント

スペイドVSタント

軽ハイトールワゴンに引けを取らないスペイドの相場

タントの写真

 買取相場においてはミニバンと並んで優等生である軽トールワゴンの代表格ダイハツ「タント」との比較でも、「スペイド」の買取り価格は引けを取らないのが意外な結果。もちろん「ポルテ」の旧モデルでは圧倒的な差を付けられている事実があるように、年数がたつほど際立つ軽トールワゴンの相場であるので、今後どうなるかは不透明ではある。しかし、かなり期待出来る「スペイド」の相場である。

タントの買取相場と値引き交渉のポイント

軽自動車との差別化と税制がポイント

 拡大していた軽自動車の新車販売が、4月からの増税で急激に冷え込んでいる。これは中古車販売にも影響があるはず。これまで高すぎるほど買取り相場で評判のあった軽自動車も、そろそろ落ち着く傾向が見える。そうなると、「スペイド」のように個性のあるコンパクトカーに改めて注目が集まるはず。そのためには軽自動車との差別化が必要だが、その意味では「ポルテ」より「スペイド」の方が有利であると言える。

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