ミラココアの中古車買取価格
ミラココアの下取り相場と売却時のワンポイントアドバイス
ラパン以上の高相場
「ミラ」の派生車種である「ミラ ココア」は、愛着のわいてくる「あたたかモダン」で「可愛い」エクステリアと、「シンプルカジュアル」なインンテリアが特徴のためと、さらに豊富なカラーバリエーションも加わることにより若い女性に絶大人気がある。
似たように女性をターゲットにした車種にスズキの「ラパン(旧アルトラパン)があって、こちらも人気があり、現在では女性仕様はひとつのジャンルに成長しており、他のメーカーも無視出来ないクラスになっています。
下取りにおいても、安くて低燃費だけのベース車に比較してかなり高くなっており、リセールバリューが良い車となっています。
ライバルの「ラパン」との比較では、フルモデルチェンジされた2016年式ではかないませんが、2009年式からの比較では「ラパン」を常に上回っており、その人気の高さがうかがえます。
2009年の発売とモデルが古く、新車販売においては苦戦していますが、逆に中古車販売では現行車種ということも人気が継続している要因になっています。
また、レトロ調のデザインということも良かったと言えるでしょう。
下取り参考価格表
車種・グレード | 年式 | 駆動方式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|---|
L | 2015 | 2WD | 110.0 | 71.0 |
2012 | 2WD | 107.6 | 56.0 | |
2009 | 2WD | 100.0 | 36.0 | |
L | 2015 | 4WD | 123.0 | 88.0 |
2012 | 4WD | 120.6 | 70.0 | |
2009 | 4WD | 113.0 | 47.0 | |
プラスX | 2015 | 2WD | 130.0 | 85.0 |
2012 | 2WD | 122.8 | 66.0 | |
2009 | 2WD | 119.0 | 44.0 | |
プラスX | 2015 | 4WD | 143.0 | 94.0 |
2012 | 4WD | 135.4 | 77.0 | |
2009 | 4WD | 132.0 | 56.0 | |
比較車種 | ||||
ミライースX | 2015 | 2WD | 95.2 | 55.0 |
2012 | 2WD | 94.7 | 26.0 | |
アルトラパンG | 2015 | 2WD | 99.8 | 80.0 |
2012 | 2WD | 105.3 | 49.0 | |
2009 | 2WD | 99.8 | 35.0 | |
タントL | 2015 | 2WD | 113.0 | 84.0 |
2012 | 2WD | 111.4 | 56.0 | |
2009 | 2WD | 108.0 | 35.0 |
女性仕様車の人気と下取り相場
女性仕様はまだ進化中
「ミラココア」に代表される女性目線で開発された車種は大ヒットとはいかないものの、一定の数のユーザーを確実に取り込む重要な役割を担っているので、軽自動車のラインナップにはかかせない存在になっています。
また、車離れが続く若者層に対しても、多様な男性ユーザーよりも、「カワイイ」でひとくくりに出来る女性ユーザーの方がターゲットを絞りやすいこともあるでしょう。
そのため「ミラココア」などの軽自動車以外にも女性仕様を設定する流れは広がり、「マーチ」や新しい「パッソ/ブーン」などコンパクトカーでも、明らかに女性を意識した車造りがされています。
トールワゴンの「タント」や、プチバンといわれる「シエンタ」も女性を意識したクルマ造りがされていますが、こちらは主婦層狙いで、少しターゲットがずれますが、女性向けということでは共通しています。
確かに女性と言っても皆が同じ趣味とは言えず、これだけ多くの見るからに「女性」を意識した車種が増えると、もうひとつの意識、「他の人と同じものはイヤ」という考えも出てきて、逆に男っぽい「カスタム」系や、ブラックの内外装を好んで乗っているケースも見られます。
今後は、女性仕様といっても多様性が求められ、「カワイイ」だけではなく、「クール」なイメージのものなど、女性の嗜好に追いつくセンスが求められています。
さらに、自動ブレーキなどの安全装備はもちろん標準化することと、運転席のポジションや運転がルクになる専用のセッティングなどハード面の改良が求められ、見せかけだけの女性仕様にそっぽを向かれないようにする必要が迫られています。
下取り相場としては、高年式であれば高い価格を示していますが、低年式になると時代にそぐわないオシャレ感が逆に「カワイクナイ」ことになってしまうので、流行を追い過ぎた仕様は敬遠されるリスクがあります。
また、女性仕様といえども、いや、だからこそ自動ブレ-キの装備は必須となるので、非装着車の下取り相場とは差が出ることも予想されます。
ミラココアの特徴とモデルの推移
「ミラジーノ」の後継モデルとして2009年に発売された「ミラココア」は、自分の感性・感覚でモノ選びを行い、毎日を肩肘張らずに楽しむ女性をターゲットに「私にぴったり!賢いハッピーパートナー」として、“お出かけが楽しくなるデザイン”と“気軽に運転できる扱いやすさ”を追求したクルマとしていて、ライバルに先がけた女性仕様の車として人気を集めています。
e:Sテクノロジーの採用により、JC08モード燃費29.0km/Lの低燃費を達成したエンジンやプラットフォームは7代目の「ミラ」と共通ながらも、「ココア」には専用のボディが与えられ、そのエクステリアは先進感と共に高い視認性を実現するLEDヘッドランプに加え、リング状のLEDクリアランスランプやジュエリーをイメージしたフロントLEDイルミネーションランプなどを採用しました。
グレード展開においてはシルバールーフレール、ドアミラーターンランプなどを装備し、専用シートを採用した、上級グレードの「プラス」を設定している。
ベースとなった「ミラ」は2006年、「ミライース」は2011年の発売であり、2015年にフルモデルチェンジされた「アルト」には販売において大きな差がつけられていることもあり、「ミラココア」を含めたフルモデルチェンジが近いとされていますが、まだ詳細は明らかにされておらず、2016年度内の発売は微妙なところです。