タントエグゼカスタムの買取相場と値引き交渉のポイント
By TTTNIS (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons
タントエグゼカスタムの下取相場と売却時のワンポイントアドバイス
「タント」より少し評価が低いのが「タントエグゼ」。最大の売り物の「ミラクルオープンドア」はなく、軽トールワゴンの必須アイテムであるスライドドアさえないのは、いくら上質なインテリアとはいっても、選択されずらいという結果だ。しかし、スライドドアが所帯じみていていらないが、室内高の高さはほしいという層も少なからず存在する。そんなニッチなユーザーにぴったりだ。カスタムはそんな「エグゼ」には一番似合うルックスで、「エルグランド」っぽくも見える。となれば、外観命なので、程度の良さが決め手になる。特に、ブラックなど、キズの目立つものが多いので、大事に扱われた方は必ず報われるだろう。
下取り参考価格表
車種 グレード | 年式 | 新車価格(万円) | 駆動方式 | 下取り参考相場(万円) |
---|---|---|---|---|
カスタムRS | 2014 | 158.1 | 4WD | 86.0 |
2009 | 161.0 | 4WD | 71.0 | |
カスタムRS | 2014 | 146.6 | 2WD | 74.0 |
2009 | 149.5 | 2WD | 60.0 | |
カスタムG | 2014 | 148.6 | 4WD | 83.0 |
カスタムS | 2009 | 140.0 | 4WD | 62.0 |
カスタムG | 2014 | 137.1 | 2WD | 71.0 |
2009 | 135.2 | 2WD | 54.0 | |
比較車種タント | ||||
タント カスタムRS | 2009 | 165.5 | 4WD | 79.0 |
タント カスタムX | 2009 | 141.5 | 4WD | 70.0 |
タントエグゼカスタムの新車値引情報
大ヒット中の「タント」のシリーズとはいえ、旧型ベースでもあり、なにより燃費性能に差があることで、販売状況は厳しい「タントエグゼ」。独特の雰囲気を持つ「カスタム」は価格も一番高く、4WDのしかもターボ車となると、コンパクトカーの上級車種、あるいはハイブリッド車にも手が届き、軽自動車を購入する意義さえ見失いそうになる。それでは値引きをとなるが、正直に言って、軽自動車クラス最高額を狙っても底が浅いのが現状。在庫車狙い、セール狙い、新型登場の直前狙いを駆使しても、最高価格帯の車種で以下の金額がてっぺんだろう。
値引き目標 15万円
タントエグゼカスタムの特徴とモデルの推移
同社のトールワゴン「タント」の派生車種として2009年12月に発売された「タントエグゼ」。そして、バンパーやフロントグリル、前後ランプなどが別デザインとなるスポーティグレードシリーズが「タントエグゼカスタム」だ。 ベースとなる「タント」はシートアレンジや室内空間の確保のため、にシートの座り心地を犠牲にしていたが、「タントエグゼ」は ソファのような座り心地の4席グラマラスコンフォートシートなど、座り心地の良いシートに変更され上級志向のモデルとなっている。
ベースとなる「タントエグゼ」は、シャーシ-を「タント」と共通としているものの、トール系ワゴンの代名詞とも言える「スライドドア」をあえて廃し、ヒンジドアを採用したことが特徴である。それにより「タント」と比べて60kgの軽量化がなされ、またエンジンのセッティングがタントから変更されたことにより、燃費性能も向上されている。
「タントエグゼカスタム」のデザインコンセプトは「クール&プレミアム」。大型のフロントバンパーやサイドストーンガード、低重心のメッキフロントグリルで存在感を演出するとともに、「タント エグゼ」の持つ躍動感を強調。 フロントには、精悍な4灯タイプのヘッドランプと、それに連続するメッキガーニッシュを採用。リヤには、シャープなクリアクリスタルのリヤコンビランプと、フロントとモチーフを合わせたバックドアガーニッシュを採用し、クールでプレミアムな印象を演出している。
クールで落ち着きのあるブラック基調のインテリアを採用。そして、スタイリッシュなイルミネーテッドツインコンソールや自発光式メーター〔カスタム全車に標準装備〕、各所に施したメッキパーツの採用により、「タント エグゼ カスタム」の洗練された室内空間を際立たせ、プレミアムな印象を創出。グラマラスコンフォートシートには、艶感のある上品な織物素材に、モダンな幾何模様を配したシート表皮を採用した。
エンジンには直列3気筒?DOHC?自然吸気エンジンのKF-VE型と、同じく直3 DOHCのターボエンジンであるKF-DET型が搭載される。トランスミッションにはCVTを採用。なお、ターボエンジンについては「タントエグゼ」の中でも「タントエグゼカスタム」の最上級グレード「RS」のみに用意される。
2010年には富士重工へ「スバル ルクラカスタム」としてOEM供給を開始した。