ホイールのメンテナンスは腐食防止の為の洗浄が基本

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ホイールの持つ2つの大きな役割

ホイールが持つ最大の役割のひとつめは、ゴムであるタイヤを金属である車体と一体化させることだ。

ゴム質のタイヤをボルト等で金属製の車体と一体化させることは不可能で、ホイールを介して車体と一体化することしかできない。

もしタイヤを直接車体に装着することができたとしても、とても車の重量とパワーをタイヤ単体で受け止めることは、物理的には不可能になる。やはりホイールは必要なのだ。

次にふたつめは、ブレーキに対する放熱性が挙げられる。

タイヤとホイールを外すとブレーキローターや、ブレーキドラムを見ることができる。ブレーキはこのローターやドラムにパッドやシューを擦り付けて、車の動エネルギーを熱変換してゼロにすることで、停車することが可能になる。

つまりブレーキを冷却しなければ、車は止まらないということになる。そのため、ホイールはブレーキユニットに冷却風を送ることが、大切な役割になっている。
このためにはホイールのデザインが重要なポイントになるのだが、プレスで作るスチールホイールでは限度があり、この点はアロイホイールの方がデザイン自由度が高く、効率のいいものを作ることは可能になる。

他にも車自体の美観にかかわるデザイン性等も役割になるが、ここでは割愛する。

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アロイホイールは軽合金

ここではアロイホイールに絞ってメンテナンスのことを、考えていくことにしたい。

アロイホイールの素材は「Light alloy」といって、軽合金のことをいう。軽合金はアルミが主体になるので、一番気がかりなのは腐食と罅や割れなどを発生する傷になる。
傷の入り方いかんでは、そこに強いショックがかかると一気に割れや罅につながることもあるので、傷のチェックは非常に大切になる。

こういった軽合金特有の弱点をまず知っておき、メンテナンスの中心に据えると、迷うことがなくメンテナンスをすることができる。

メンテナンスの基本は洗浄

では傷や腐食を見つけるにはどうしたらいいのか、ということが問題になる。日ごろ使いっぱなしにしている状態では路面から巻き上げる雨水による泥や、ブレーキを踏むたびに発生するダストなどで、かなり汚れているのがホイールだ。

この汚れた状態では傷や腐食箇所を見つけることは、よほど大きな傷以外はかなり難しい。そこでホイールをチェックする意味で、自分で洗車をすることが必要になる。

自分の目で見ながらホイールを洗浄すれば、傷も腐食もきちんとチェックができるので、見逃すことはない。

もし罅があれば傷を起点にして伸びているので、洗浄だけでは取れない場合もあるから、これもチェックすることができる。しかし、全部の罅を見つけることは不可能なので、万能ではないことを知っておいていただきたい。

またきちんと定期的に洗浄をすることによって、ダストが焼き付きを起こして固着をしてしまい、そこから腐食を発生することを防ぐこともできるので、ホイールメンテナンスの重要ポイントになる。

メンテナンスの手法

軽合金にとって一番怖いのが腐食、ということになる。ホイールとして製品化するときには、必ず表面は何らかの腐食対策がされている。塗装を含めて主に金属の表面に膜を作る手法で、腐食対策はされている。

しかし歩道に寄せすぎて擦ったり、飛び石などで膜を突き抜けて金属に達する傷がついた利など、様々な理由で傷はついてしまうものなのだ。

ではこれを発見した時にはどう対処するのか、ということになる。まず傷の大小が問題になるのだが、軽くこすったりチッピングという飛び石などでついたような傷は、タッチペイントをすることが有効な手段になる。

カラー塗装をしてあるものでもそうではないものでも、すべて「クリア塗料」で済ませる。少し大きめの傷には小筆で対応し、小さなチッピングには新聞紙などで紙縒りを作って、その先に塗料を載せて傷に置くようにして補修をすることが効果的になる。

下処理としてはしっかり洗浄をした後、補修対象部位をマニュキュアの除光液などで、しっかり脱脂することが必要になる。

多少下手でも腐食を進行させることより、補修をすることが重要だと思っていただきたい。

接触による大きな傷は、罅などの可能性が高いので必要に応じて専門店に持ち込み、検査をしてもらうことも必要になるので、判断をしていただきたいと思う。

ホイールはタイヤを車体に固定する重要アイテムなので、しっかりメンテナンスをして、自分はもとより第三者の生命も守ることを大切に考えていただきたい。

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公開日:
最終更新日:2013/11/07