塗装のメンテナンス

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塗装の持つ役割

車は基本的に金属、しかも鋼板で構成されているのが普通なので、表面を何かの非酸化物で覆わないとそのままでは錆びてしまう。その非酸化物として選ばれたのがが塗料であったのだ。したがって塗料によって錆びから自らを守ることが、塗装本来の役割だと断じてもいい。

しかし、現代ではそのことよりもむしろ「美観」という意味合いの方が、一般的な認識としては高くなっていると思われる。それゆえに現代の車の塗装が持つ役割としては、防錆は当たり前なので美観ということが、最大の役割になっているといっても決して過言ではない。

車の塗装技術は時代とともに進化し続けて美しさも強度も、現代の量産型4輪自動車の原型ともいえる「T型フォード」が発売された1908年当時と比べると、格段に進歩をしている。

現代の塗料を使った塗装を施された車は、かなり美観的なは優れている。それはフェラーリやランボルギーニ、ブガッティーやアストンマーティンなどの芸術的な造形美を持つ車たちの美しさを、さらに引き立たせてくれるもとになっているのだ。

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塗装の構造はどうなっているのか

一般的な生産車の塗装の構造は、おおむね4層構造になっている。

一層目は車の基本構造である鋼板を守るためと、塗料の定着をよくする目的で「錆び止め」を塗布する。最初に塗る塗料なので、プライマーと呼ぶこともある。

二層目は鋼板の細かい凹凸を隠す意味で、サフェーサーといわれる一種の下地用の塗料が塗られる。この塗料は性質上細かい凹凸を隠してくれるので、仕上がりの表面を滑らかにしてくれる。

三層目は色を表現する塗料が塗られる。多くの場合には「アクリル系」のクリアー塗料に、「顔料」と言われる物質を混ぜて色を作っている。顔料には天然由来のものと化学合成をしたものがあり、酸化劣化しやすいものも多い。これを「ソリッドカラー」という。またここ色を表現する塗料に「メタリック粉」や「パール粉」を混入すると、メタリック塗装やパール塗装といわれる塗装になる。

四層目は無色透明なクリアー塗料を、トップコートとして塗装する。このクリアー塗料は酸化劣化に強く日焼けにも強いので、塗膜自体の劣化に対する強度を上げる元ができる。また、非常に透明度が高いことにより高い光沢を得ることができるので、塗装の価値観を上げることにも寄与している。ソリッド、メタリック、パールのいずれにもトップコートとして使われている。

塗装のメンテナンスの基本は洗車

塗装は車の一番表面に位置しているから、人のからだで言うと「皮膚」にあたる。そのため常にあらゆる物質の影響を受け続けていることになる。

特に酸化物質やアルカリ度の高い物質が付着した場合、早急に取り去らなければ塗膜自体が酸化してしまう。これを取り去るためには洗車をすることが、一番確実で手っ取り早い。洗車はシャンプーなどの力で、化学的に汚れを取り除く手段になる。人に例えるなら「入浴」になる。

洗車を怠ると表面についた汚れが酸化被膜に変化していき、しかもそれに次の汚れが堆積して分厚い酸化被膜が作られいくので、洗車だけでは取れなくなる。あまりひどいとプロの手に任せるしかなくなることもある。人に例えるなら「皮膚病」になった状態だ。いかに洗車が大切かということになる。

洗車で取れないものの代表としては、「鉄粉」や建築物の外壁を塗装した時の「ミスト」がある。これらは物理的に粘土などでとることしかできず、そのあとにはヘアースクラッチよりも細かい傷がつくことを承知しておくべきなのだ。

ワックスやコーティングが必要なわけ。

塗装の表面に保護膜を作ってやることによって、直接的に有害物質と塗装の肌をふれ合わせないようにすれば、塗膜の痛みは少なくすることができる。

代表的なものにワックスがあり、個人でも比較的容易に施工することができるので、まさに塗装の保護DIYの代表格になる。

また、ガラス系のコーティングなどのように、プロの手が必要だが効果的なものもあるので、各種検討して納得のいくものを選ぶといいと思う。

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公開日:
最終更新日:2013/11/08