ブレーキフルードのメンテナンス

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ブレーキフルードの役割

ブレーキフルードの役割は、ドライバーが必要を感じて車速を落としたり停車させようとしたときに、ブレーキペダルを踏み込む。そのブレーキペダルの踏力を、リニアにブレーキキャリパーのピストンに伝えて、ピストンをローターに押し付けることが役割になる。

ペダルを踏むとフルードが通過していくラインがあるのだが、結構複雑な経路になっているからワイヤーやロッドではなく、フルードという液体が使われるのだ。

液体という意味で言うのだったら水でも酒でもよさそうなものなのだが、ブレーキは高熱を発生するユニットなので、そこに介在する液体には沸点の高さが要求されるので、専用のブレーキフルードが使われるのだ。

※ 製品名にブレーキオイルと記載されているものあるが、ブレーキフルードと同一のものと考えて間違いはない。

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ブレーキフルードが原因のトラブル

ブレーキフルードは空気中の湿気を吸収しやすい、ということが特徴的なことになる。このことは使用期間なりに空中の湿気を吸収していくということになるので、定期的に交換をしなくてはいけない。

ブレーキフルードが吸湿をすると、沸点が下がってしまう。沸点が下がるとヴェーパーロック現象という、非常に怖い現象が起きる。

これは高温の影響でブレーキフルードが沸騰してしまい、気泡が発生することが原因なのだ。こうなると、踏力は沸騰し手発生した気泡がエアークッションの役割をするため、気泡のところで止まってしまうのだ。つまり、踏力がキャリパーのピストンにリアルには伝わらず、ブレーキングパワーが著しく低下してしまうのだ。

かなり危険な状況と言わざるを得ないので、フルードは常にいい状態にしておく必要がある。吸湿をしてしまったフルードは、やや白濁した状態になることが多いので目視で判るが、こうなった時には60℃程度沸点が下がってしまうというデーターもあるから、十分に注意が必要になる。

ヴェーパロックを起こ原因に、ブレーキの強化が挙げられるケースもある。対向4ポッドや6ポッドの高剛性キャリパーを使った場合等は、ブレーキが発生する熱量はストッピングパワーが高まる分だめ、ノーマルよりも当然多くなる。

それにくわえて耐フェード性の高いパッドを使い、ステンレスメッシュで補強をしたラインを使えば、ノーマルでは考えられないほどタフになるから、発熱量は際限なくという感じで上がる。当選なのだが、ヴェーパーロックが発生することになるのだ。

ブレーキの強化カスタマイズをしたら、必ずフルードを高沸点タイプに交換することが必須条件になるということなのだ。

ちなみにブレーキフルードの沸点を表す表示は、「DOT」というものが使われている。3がごく一般的に生産車につかわれているものだ。4がスポーツ走行に使われるものになり、5がサーキット走行等に使われるグレードになる。

一般的な生産車のシールに使われているゴムは、4までが対応可能になっている例がほとんどで、5を入れた場合には、シールが傷んでしまい、ブレーキを踏んだらフルードが噴出しす、などということも起こり得るから要注意なのだ。

ブレーキフルードの目視点検

ブレーキフルードを目視点検するときにはふたつの点検ポイントがあって、ひとつは前述のように濁りなどの変性を見つけることだ。これは前述のように吸湿を見つけることが目的になる。他にも、異物が漂っていないかなども重要なポイントで、ゴムのシールが破損して混じっていないかなどを、これによって判別することもできる。

もうひとつが量を把握しておかなくてはいけない。量が減るということは、パッドの摩耗とローターの摩耗を示唆している場合が多い。もっと拙いことは、ラインのどこかに微小な穴が空いているような場合や、接続部が微妙に緩んでいてブレーキを踏むたびにごく微量のブレーキフルードが漏れているケースも考えられる。

常日ごろからブレーキフルードの状態をしっかり把握しておき、目視で以上を発見できるようにしておくことが必要になる。

目視で異常がなければ、通常の使い方の場合は(DOT3)2年に一度程度、スポーツ走行を中心にしていて高沸点タイプのブレーキフルードを使っている場合は一年に一度程度の交換をおすすめしたい。

ブレーキにトラブルがあると、当選だが車は止まらなくなるので、自分の生命はもちろんなのだが第三者の生命にもかかわる問題になるから、しっかりメンテナンスをしていただきたいと思う。

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公開日:
最終更新日:2013/11/08