バッテリーのメンテナンス

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バッテリーの役割

内燃機関を動力としている場合、エンジンは自力では始動することは不可能なので、セルフスターターモーター(セルモーター)を動力にして、エンジンを始動させる。この時にセルモーターを回す電源として、バッテリーが必要になるのだ。

基本的にはエンジンの排気量が大きいほど圧縮比が高ければ高いほど、セルモーターには大きなトルクを要求される。エンジンの始動時は瞬間的には100Aを超える、大きな電流が流れるケースもある。

また最近主流になりつつあるHVの場合、エンジン始動時のバッテリーの役割は違うところにあり、ハイブリッドシステムを立ち上げる役割をになっている。このバッテリーを補器バッテリーと呼んでいて、これがトラブルとシステムが起動しなので、車を走らせることができなくなる。

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バッテリー上がり癖の原因は過放電

いったんエンジンが始動してオルタネーターと呼ばれる発電機が回り出すと、車が必要とする電気はバッテリーではなく、発電機から供給されるの普通だ。この時の余剰な発電量があれば、バッテリーの充電に回されることになる。

しかしこの発電機が車の電気消費量を賄うだけの働きをするためには、エンジンがある程度の回転数を保っていなければならない。

したがって渋滞などの場合には、発電量は電気使用量を下回ってしまうケースがほとんどになる。この状態を過放電という。特に雨の夜の渋滞や低速走行などは、非常に大量の電気を消費している。ヘッドライトや補助灯、エアコンにデフォッガー、おまけに高出力のオーディーなどを使い続けていると、あっという間に過放電の状態になってしまう。

過放電がつづくと当然だがバッテリーに溜まった電機は、空になってしまう。これがバッテリーあがりの状態になる。バッテリーあがりを繰り返すと、蓄電機能が落ちてくるので、あがりやすくなる。いわゆる癖になるということになるのだ。くわえて大きな量の放電と充電を繰り返すことも、バッテリーの機能低下を招く原因になる。

現代の車はコンピューターのバックアップ、セキュリティーシステムなど、走っていようが止まっていようが、電気に頼らざる得ないことが多いから十分に注意が必要になる。

バッテリーの主な構造

バッテリーの主構造は「セル」と呼ばれる槽で構成されている。ひとつのセルが2ボルトを発生するので、自動車用は12ボルトだから6セルのバッテリーが普通になっている。

セルの中は極板と呼ばれている板状のものがはいっていてい、極板と極板の間にはセパレーターという内部ショート防止用と極板の作用物質脱落防止を目的にした、ガラスマットが挟み込まれている。この極板の数で、バッテリーの容量が決まる。

セルが収まっている部分を電槽といい、合成樹脂でできていて蓋が接着または熱溶着され、隣のセルに電解液が流出しないようになっている。また蓋には電解液を入れる穴や、発生した水素ガスが抜けていく穴も開いている。

バッテリーのメンテナンス

一番のメンテナンスはバッテリー液といわれる電解液がキチンと規定量入っているか、ということと、バッテリー液の比重が規定値内にあるかという2点になる。

電解液は精製水か蒸留水に硫酸を入れて、希硫酸にしたものを使っている。この液体が液温20℃の時点で、比重が1280あれば正常なのだ。

液温20℃ということは、寒くもなく暑くもない気温の中でのことで、バッテリーは寒い暑いでかかる負荷が違って来るということになる。

液の量は規定値内であることが絶対条件なのだが、最悪減ってしまっていても絶対に極板が空気にさらされるようなことがあってはならない。一気に蓄電能力が落ちてしまうからだ。

液を補充するときにも、水道水やその他の硬水を使ってはいけない。含まれている不純物が、極板の働きを邪魔するからなので、その意味では「○○の銘水」などのようなミネラルが入っている水も使えないのだ。

スタンドで給油をするときなどに、月に1~2回程度の頻度でこまめに点検をしてもらい、不足している液を補充したりして、常にバッテリーを健康に保つことがトラブルフリーで車を使う大きなポイントになる。

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公開日:
最終更新日:2013/11/08